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中国東方航空MU5735便墜落事故の初期報告を公表
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· 2022-04-21 · ソース:人民網 |
タグ: 航空;墜落;社会 | 印刷 |
関連の問題をめぐって、民用航空局航空安全弁公室の李勇副室長が取材に答えた。
初期報告の主な内容は?
「3月21日に起きた中国東方航空MU5735便墜落事故の初期報告」には主に、事故の経緯やコックピット・クルーや客室乗務員、耐空性、整備、残骸の分布などの実際の情報が含まれている。
30日以内に、輸送航空事故の原因分析を終わらせるのはほぼ不可能であるため、初期報告には通常、原因の分析や結論は含まれていない。今回の事故の調査は数多くの困難に直面しており、現在取得できる証拠は限られている。そのため、初期報告の主な内容は現段階で把握できている基本的な事実や情報に基づいており、国際ルールに沿ったやり方となっている。
今後の調査計画は?
今後、技術調査グループは関連のプロセスに基づいて、残骸の識別や分類、検査、飛行データの分析、必要な実験、検証といった作業を一歩踏み込んで展開して、事故原因を科学的、かつ慎重に究明していくことになる。
航空機の事故調査というのは、複雑で、系統的に進められるもので、航空機の耐空性、パイロットの操作、コックピット資源管理、気象環境、管制指揮といった多方面に対して全面的に、踏み込んだ調査が行われ、必要に応じて大量の実験や検証も行われることになる。
歴史的に見ても、航空機の事故調査には往々にして非常に長い時間が必要とされ、世界の輸送航空機の事故調査には通常2年以上がかけられており、複雑な事故調査の場合、その所要時間はさらに長くなる。例えば、2009年に起きたエールフランス447便墜落事故の最終報告が発表されるまでには3年かかった。中国の河南航空8387便が目的地の伊春空港への着陸に失敗した事故の調査も約2年かかった。
客観的に見ると数多くの困難に直面しているものの、「科学的、かつ慎重に実際の状況に基づいて真実を求める」という原則に終始沿って、歴史に対して責任を負うという姿勢を保ち、いかなる疑問点も残さないように、できるだけ早く事故の原因を究明し、歴史の検証に耐え得る調査の結論を導き出したい。調査に新たな重要な進展があり次第、社会に向けて発表する。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年4月21日
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