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多分野で世界をリード 注目を集める中国の科学研究の進歩
  ·   2021-08-27  ·  ソース:北京週報
タグ: 科学研究;宇宙;社会
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2020年6月23日、北斗3号グローバル衛星測位システムの最後の1基となるネットワーク構築衛星が西昌衛星発射センターで打ち上げられた。(写真=新華社提供)

月探査機「嫦娥」の月面着陸、北斗衛星測位システムのネットワーク構築、高速鉄道や5Gの発展など、ますます多くの中国の科学研究の成果が世界をリードするようになり、日本を含め各国のメディアに広く注目されている。

多分野で世界をリードする中国

『日本経済新聞』は、「中国の論文は研究の量だけでなく質の面でも急速に台頭している。文部科学省科学技術・学術政策研究所がこのほど公表した報告書によると、研究者による引用回数が上位10%に入る『注目論文』の数で、中国は初めて世界首位に立った」と伝えた。また、同報道は「中国の宇宙開発面での実力が強化され続けている」と指摘し、「今年5月、中国が打ち上げた無人探査機『天問1号』が火星着陸に成功した。2019年、中国が打ち上げた探査機『嫦娥4号』が月の裏側に着陸し、人類の探査機として初めて月の裏側への軟着陸を実現した」と報じた。

ロシア紙『スプートニク』は、「中国は材料科学と化学、工学分野における科学研究の発展がとりわけ著しく、さらに人工知能(AI)の分野で世界トップの座にある」と報じた。米スタンフォード大学が2020年に発表した研究報告によると、学術雑誌に掲載されたAIに関する論文の引用率で、2020年に中国は20.7%を占め、初めて世界一となった。理論研究の面で世界をリードするだけでなく、AIの実用化でも中国は成功を収めている。たとえば、中国では数多くの都市が「スマートセンサー」やAIアルゴリズムを通じて都市経済の最適化を図っている。また、新型コロナウイルス感染症の発生後、中国のAIアルゴリズムが膨大なデータ分析を支えることで「健康コード」は成り立っている。

英国放送協会(BBC)の報道によると、太陽光パネルや大型バッテリーの生産技術など、中国のグリーンエネルギーに関する技術は世界をリードしており、これは中国がカーボンニュートラルの目標を実現する上で一役買っている。また、同報道は英国海外発展研究所研究員の話を引用し、「中国はすでにグローバルなエネルギーのモデルチェンジをリードしており、現在われわれがより安価なグリーンエネルギー技術を使える要因の一つこそ中国だ」と伝えた。

多くの手段で科学研究の発展を後押し

『日本経済新聞』は、「中国の研究力向上を支えるのは、積極的な投資と豊富な人材だ。中国の2019年の研究開発費は54兆5000億円と、10年間で2倍以上に増えた。中国は官民合わせた研究開発費を今後5年間で年平均7%増やす方針を示しており、現在中国における研究者の数も210万人と、世界で最も多くなっている」と報じた。

またネットメディアの「現代ビジネス」は、「世界の大学ランキングで、中国の大学の躍進ぶりが目覚ましい」と報じた。US News「世界の大学ランキング」によれば、工学部の世界のトップ20校のうち中国が7校で、清華大学がトップに立っている。さらに「機械工学」と「電気・電子工学」に絞ると、世界のトップ20校で中国はそれぞれ14校を占めている。これらのデータから、中国が工科系人材の育成に力を入れていることは明らかだ。

「北京週報日本語版」2021年8月27日

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