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江蘇省の医師が日本人観光客に救命措置、周囲の観光客も協力
  ·   2019-08-02  ·  ソース:人民網
タグ: 日本人;観光客;社会
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「救命に国境はない!」、「ありがとう中国人医師」。地面に跪いて日本人観光客の救命措置を行った江蘇省の女性医師がツイッターで話題になっている。人民網日本語版のツイッターアカウントが29日にアップした救命ニュースに関する投稿に延べ20万人以上がアクセスし、リツイートやコメントなどは延べ9000回近くに及んだ。人民網が伝えた。

これを聞くと、現在も北京で研修中の江蘇省人民医院の医師・金蕊さんは驚いた様子で、電話で27日の救命行為について語った。金さんは人としての本能と医師としての責任から取った行動だったとし、「当時は私1人だけではなく、もう1人の看護師が私と交替で40分近く心肺蘇生を行った。ほかの観光客も日本人の患者に日傘を差しかけたり、扇子で仰いだり、濡らした紙ナプキンで体を冷やしたりと、できる限りのことをしていた」と語った。

金蕊さんは江蘇省人民医院小児科の副主任医師。金さんが記者に語ったところによると、金さんは少し前から北京で研修を受けており、ちょうど夏休みだったので、家族が10歳の息子と一緒に北京に遊びに来ていたという。7月27日午後、金さんは家族で八達嶺長城に遊びに行ったが、猛暑だったため途中で引き返した。その途中で、1人の観光客が地面に横になっているのを見かけ、すぐさま救命措置を施した。金さんがこの観光客の状況をひとまず確かめたところ、心不全を起こしており、頸動脈でも脈を確認できず、状況は非常に切迫していた。

「当時は何も考えなかった。人命は天より重い。こうした状況では応急処置が早ければ早いほどいい。だから一分一秒でも早く救命しようと思った」と金さんは言う。

金さんはすぐさまこの女性患者に心肺蘇生措置を行った。「この時、初めて彼らが外国人観光客だと知った。中国語で話しかけても通じず、側にいた観光客が携帯電話のアプリで通訳してくれた」。金さんは救命措置をしながら患者の家族とコミュニケーションをとり、この女性観光客には既往症がなく、倒れた時には両手がけいれんしていたと聞き、おそらく観光中に突然心不全を起こしたのだろうと考えた。

この日、北京の気温は約36度まで上がり、事が起きたのは午後2時で最も暑い時間帯だった。金さんは当時を振り返り、現場に着く前にも女性の看護師がすでにこの患者に救命措置を行っており、金さんはこの看護師と交代で、救急隊員が到着するまで心肺蘇生措置を続けた。2人が患者に救命措置を行っている間、周囲の観光客は患者に日傘を差しかけたり、頭部を扇子で仰いだり、ミネラルウォーターで紙ナプキンを湿らせて患者の体温を下げようとしたりした。「みなとても心が温かく、私も感動した」と金さんは言う。

この件が人民網日本語版のツイッターに投稿されるとたちまち話題となり、多くの日本人ネットユーザーが感謝のコメントを寄せた。これを聞いた金さんは、「私1人がしたことではなく、その場にいた観光客もみんな努力したし、力を尽くしていた」と語った。

北京市延慶区衛生健康委員会によると、この日本人観光客はその日のうちに延慶区医院に緊急搬送された。しかし残念ながら、病院に搬送された時点で、バイタルサインを確認することができなかったという。(編集AK)

「人民網日本語版」2019年8月1日

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