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顔認証で電子結婚証取得可能に 「ついでに結婚相手も発給してほしい」
  ·   2018-09-30  ·  ソース:
タグ: 顔認証;結婚;社会
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 現在、外出する際、財布を持ち歩かないことがすっかり習慣付いてしまっている。将来的には外出時に身分証明書などを携帯しなくても大丈夫になるかもしれない。江蘇省政府は28日、支付宝(アリペイ)と提携して開発したミニプログラム「江蘇政務」2.0バージョンにおいて、電子版の結婚証を全国で初めてリリースしたことを正式に発表した。北京青年報が伝えた。

江蘇省ですでに婚姻届を提出している夫婦は、アリペイの「江蘇政務」を検索してアクセスし、「私のカード」で顔認証をすれば、すぐに実際に発給されている結婚証に対応した電子結婚証を取得することができる。

中国において、結婚証の用途は単に婚姻関係を証明できるだけにとどまらず、住宅を購入する際のローンや不動産立ち退き、不動産の名義変更、遺産相続、財産の公証といった様々なシーンで必要となる。また重婚や「愛人を囲う」といったような婚姻関係にトラブルが生じ、相手を訴えたい場合も、結婚証は欠かせない。しかし結婚証を取得した後、そのままどこにしまったか忘れてしまい、手続きなどで急に結婚証が必要になった時になって、あちこち探しても見つからないという人も少なくない。

電子結婚証さえあれば、そうした心配も無用となる。現在、電子結婚証に関してはすでに結婚証再発行予約や婚姻届情報チェックといったサービスの提供をスタートさせており、さらに様々なシーンでのアプリケーションを現在開発中だ。将来的には電子結婚証がオンライン・オフラインにおいてさらに多用されるようになるとみられており、オンラインでの出生届や戸籍の移転、不動産購入ローンといった業務に活用されることになるだろう。

しかし同省の夫婦の全てがこの電子結婚証を取得できるわけではなく、一定の取得条件を満たす必要がある。取得できる対象や規則の詳細に関しては、ミニプログラム「江蘇政務」2.0バージョンで確認することができるほか、ホットライン12345でも問い合わせすることができる。

証明書の電子化は一種の発展の流れとなっており、アント・フィナンシャルの副総裁は、「アリペイを通じて市民向けに電子社会保険カードや電子運転免許証、電子通行証といった各種電子版証明書を発行している都市はすでに少なくない。将来的にはさらに多くの都市や機関と協力し、より多くの市民にこうしたサービスを提供していく計画だ」としている。

こうした便利なサービスについて、最後にネットユーザーから寄せられたコメントを一言。

「電子結婚証はどうやったら取得できるのかは分かったから、アリペイはついでに結婚相手も『発給』してくれないかなぁ?」(編集TG)

「人民網日本語版」2018年9月29日

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