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Uターン起業して生態経済発展を 貧困脱却に尽力
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· 2017-11-22 |
タグ: 貧困脱却;起業;社会 | 印刷 |
無量山は重慶市雲陽県双土鎮に位置する美しい山だ。曲がりくねった山道を登った先の海抜1200メートル程の場所に、様々な種類の農作物が栽培されているエリアがある。ここではイチジク、キウイフルーツ、梨、スモモなどの果樹が生い茂り、羊や牛が餌を食べ、人々は仕事に精を出しており、さながら桃源郷のような景色が広がっている。
1999年、無量山で生まれ育った楊大可さんは四川大学を卒業し、成都で就職した。これで楊さんは都市に根を下ろすことができると家族は喜んだが、楊さんは家族にとって受け入れがたい選択をした。仕事を辞め、恋人を連れて故郷に戻り、果樹栽培で起業したのだ。
「思い起こせば、かつて無量村は貧しく、1人当たりの平均年収は300元未満でした。家は代々無量山で果樹を栽培してきましたが、私は勢いだけでUターン起業をしたのではありません。大学生の頃、果樹および関連産業に大変興味があり、成都の農村観光や『農家楽』(農家体験)のすばらしい発展を見て、早くから成都のモデルを雲陽県で真似しようと考えていました」と楊さんは述べた。
楊さんは家族の了解を得てから仕事に打ち込み、2005年には無量山初めてのブランド「大可ブランド」水晶梨の登録に漕ぎ着けた。また雲陽県水晶梨の専業合作社を創設し、村の人々に加入を呼び掛けた。2017年までに476世帯の農民が合作社に参加し、年商は2000万元以上に達した。その内70世帯以上の年収は10万元を超え、無量村の状況は大きく変わった。
現在、楊さんは「インターネット+農業」を実施し、生産物の販売ルート拡大とブランドの影響力向上を行っている。次のステップとして、ホテル建設や果物収穫体験などのサービス提供を通じて農村観光を発展させ、より多くの農家を貧困から脱却させる予定だ。(写真は全て新華社の王全超記者が撮影)
果物栽培基地で肥料を運ぶ楊さん
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