地球は美しい場所や奇跡に満ちた星。中には他の惑星に来たかのような気分になり、「ここは本当に地球か？」と思わせてくれる絶景が広がっている場所もある。科技日報が報じた。

ボリビア南西部にあるウユニ塩原は世界最大の塩原で、その面積は1万582平方キロメートル。アンデス山脈が隆起した際に大量の海水がそのまま山の上に残され、それが干上がって広大な塩原が形成された。標高約3700メートルの山地にあり、見渡す限りの真っ白な平地を一目見ようと、世界各地から観光客が訪れる。

「地獄の門」は、トルクメニスタン・ダルヴァザにある天然ガスの埋蔵地。1971年に、落盤事故が起き、直径50-100メートルにもなる大きな穴が開いた。それによる有毒ガスの放出を食い止めるため、仕方なく点火することになったが、可燃性ガスが地下から絶え間なく吹き出るため、現在に至るまで延々と燃え続けている。

エチオピア北東部にあるエルタ・アレは活火山で、世界で最も暑い場所の一つ。標高613メートルで、山頂に2つの火口があり、そのうちの1つの火口内には世界的にも数少ない恒常的な溶岩湖があり、世界各地から観光客が訪れる。

これは、サハラ砂漠にある巨大な環状構造で、「リシャット構造」と呼ばれている。直径は約50キロで、長年の風化や浸食によって柔らかい岩石部分が削られ、このような地形が形成されたと考えられている。

ヨルダンのワディラム砂漠は、大ヒット映画「オデッセイ」（2015年）のロケ地にもなった。火星の表面に見立て撮影され、主演のマット・デイモンが奇岩や岩山のそびえ立つ赤茶色の砂漠を歩いた。

エチオピアのダナキル砂漠は世界で最も暑い場所の一つで、ダロル火山もある。天体生物学者は、この火山を研究し、同地と同じくらい過酷な環境の惑星で、生命が誕生する可能性について調べている。（編集KN）

「人民網日本語版」2016年10月24日