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大学入学の子供に「アップルセット」を買う保護者 入学の日が破産の日
  ·   2016-09-01  ·  ソース:
タグ: 大学生;スマホ;社会
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中国大陸部の大学は間もなく新学期を迎える。新大学生は既に大学生活に必要な物を購入しているが、中には自分の子供にiPhone、iPad、MacBookの「アップルセット」や生活用品を買うために、3カ月分の給料を使い果たし、「とても恐ろしい」と声を上げている保護者もいる。 参考消息が香港メディアの報道を引用して報じた。

iPhone、iPad、MacBook、全部ほしい

「スマホ、パソコン、生活用品、学費を細かく計算すると目が飛び出た」と話す胡さんは、「息子と大学入試の前に、合格したら何でも買ってあげると約束した」という。

そして、「計算してみると、大変なことになっている。まず、キャンプ旅行に行き、iPhone、iPad、MacBookを買い、約3カ月分の給料が消えた。もうすぐ入学で、ブランドもののスーツケースなどの生活用品を買ってあげなければならない。それに、服も春物、夏物、秋物、冬物、全部新しいものを買わなければならない」と肩を落とした。

入学日に破産

報道によると、実際に電子製品売り場に行ってみると、入学前の新大学生が主力となっており、「大学の合格通知を提示すれば割引あり」とうたう広告も多いという。ある販売スタッフは、「多い日なら、パソコンが1日十数台売れる」と明かした。

ほかにも、ある調査によると、スマホが新大学生にとって、一番うれしく、基本的な入学アイテムとなっており、全部で支出が8000元(約12万円)以上となっている。専門家は、「自分の子供に『ご褒美』をあげたいという心理が仇となり、学生はそこに付け込んで、入学の日が『破産の日』になってしまう保護者がいる。さらに、店側もそれらの心理をうまく利用している」と分析している。

専門家は、「子供がここ数年苦労し、やっと大学に受かったからといって、ご褒美をあげなければならないと思う必要はない。そのように考えると理性を失って物を買ってしまい、子供が他の学生と競って見栄を張ることにつながる。そうなると子供の成長に何の得もない」と警鐘を鳴らしている。 (編集KN)

「人民網日本語版」2016年9月1日

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