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国際舞台で活躍する中国の若者
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· 2016-05-05 |
タグ: 大学生;若者;社会 | 印刷 |
世界に中国を紹介
外国の若者との交流を通じて、王さんは「多くの人が中国に対して固定観念を抱いていると感じる」とすると、毛さんも「冷淡さや偏見は無知が原因であることが多い」との見方を示す。
また、王さんが「中国人は、ふかひれやセンザンコウなどの珍しい野生の動物をよく食べると思っている外国人がいる。だから中国政府や社会各界が野生動物の保護のために努力していることを紹介するようにしている。そして、元NBAプレーヤーである姚明(ヤオ・ミン)など、世界的に知名度の高い人が製作した公益性動画を見るようすすめ、誤解を解くようにしている」と語る。
北京外国語大学国際組織プロジェクト班のユー静(ユーは口へんに兪)さんは「国際舞台でスピーチする時は、どのようにストーリーを展開するかがとても重要」と指摘する。世界大学ディベート大会で準決勝まで進んだ初めての中国人大学生であるユーさんは、説得力あるその話し方で、多くの外国の学生たちの目をくぎ付けにする。
「多くの場合、私たちは『国』という枠を超えて、人類という角度から問題を考えなければならない」とユーさん。中国のことをどのように話すかについて、「外国人の学生と炭素排出の問題を話し合う時、中国の発展の必要性だけを強調してはならない。炭素排出が全人類にもたらす害という角度から、もっと大きな視野を持って話すことで説得力が生まれる」という。
世界がもっとよくなるように
国際交流活動に参加し、視野が広がるにつれ、中国の若者は少しずつ、国際舞台で発言することの必要性を理解するようになっている。そして、自分の努力で世界をもっとよくしたいと願っている若者も多い。
毛さんは、「生きる意義は、快適な『小確幸(小さいけれども、確かな幸福)』でとどまってはならず、ゆとりがあり広く、長期的な視野を持ち、世界を見つめる人にならなければならないと、突然気付いた」と語る。
卒業後、メディア関係の仕事に就く予定という王さんは、多くの人に自分の話を聞いてもらいたいといい、「誰にでも他の人に影響を与える能力を持っている。水の中に石を投げ入れると、波紋が生じるのと同じように、必ず広がって行くはず」と語る。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年5月4日
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