中国公安部(省)交通管理局はこのほど、公道を走行する旅客輸送車、観光チャーターバス、危険物輸送車、スクールバスの重点車両4種について、2016年春運(旧正月連休の前後に生じる大規模な帰省・Uターンラッシュ)期間中に発生し、調査処分の対象となった悪質な交通違反行為(20%超の定員超過・20%以上の制限時速超過・飲酒運転・薬物運転・午前2時から5時までの通行禁止違反・その他12点の反則・行政拘留措置など)を、全国の公安交通管理機関からデータを取り寄せて公開した。人民日報が報じた。
公安部交通管理局が取りまとめた各地の状況は、「122交通網(www.122.cn)」上で一斉に公表された。また、その内容は、信用中国網(www.creditchina.gov.cn)に転送され、金融機関・保険会社・税務機関・社会信用機関など各機関が、当事者に対する融資与信の評価、保険料率の決定、納税信用ランクの評定、信用ランクの変更・決定を行う上での参考資料として用いられる。
公安部交通管理局の担当者は、「公安交通管理機関は、今回公開した情報をベースに、さらに内容を規範化し、手続きを厳格化し、宣伝普及を強化する方針だ。それにより、悪質な違法行為を日常的に公開するよう促し、個人・企業の交通安全違反記録と個人信用・保険・就業許可とのリンクを実現し、社会の監督管理体制を強化し、隠れた交通のリスクを減少させる」と述べた。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年3月22日