13日午後8時の時点で、北京鉄道局の管轄地では、春節に合わせた7連休中の利用者が前年同期比2.69%増の延べ400万300人に達した。
天津市と河北省保定市を結ぶ津保鉄道などが開通したことで、北京市のほか、天津市や河北省石家荘市などが「鉄道交通ターミナル」となり、首都交通の混雑を緩和する役割を果たしているのを背景に、今年の春運期間中、北京鉄道局が管轄する北京市や天津市、河北省の全体の利用者は増加しているにもかかわらず、北京だけを見ると利用者は減少傾向にあるという、理想的な状態を示している。
12日(正月5日)を例にすると、北京鉄道局の管轄地の利用者は前年同期比2.1%増の69万3900人だったのに対し、北京だけを見ると、利用者は同比6.3%減の26万1200人だった。
Uターンラッシュがピークを迎えていることに加え、寒波襲来に備えるため、北京鉄道局は各駅のスタッフ総出で対応。到着口やプラットホーム、エレベーター、通路、駐車場などのスタッフを増やしているほか、案内の張り紙をして、安全な移動を呼び掛け、利用者が秩序だって駅から出ることができるよう誘導している。また、列車の走行設備や融雪設備の検査、除雪器具や人員の配置、重要な区間や場所のパトロールの強化を指示している。さらに、列車の配車指揮を強化し、劣悪な天気となった場合、安全対策を確実に実施し、安全な運行と走行を確保できるような態勢を整えている。
「人民網日本語版」2016年2月14日