ホーム >> 新着ニュース >> 本文 |
自動車リコール規模が新記録 日系が半数占める
|
· 2016-02-22 |
タグ: 日本;自動車;新着ニュース | ![]() 印刷 |
▽昨年は550万台をリコール
昨年は550万台が回収され、このうち約半数をタカタ製エアバッグの欠陥の影響を大きく受けた日系ブランドが占めた。
速報値の統計によると、2015年にタカタ製エアバッグが原因のリコールは27件あり、対象車は240万台に迫り、対象車数ランキングで首位に立っただけでなく、上位10件のうち6件がタカタ関連だった。タカタ製エアバッグの問題が発覚すると、日産、ホンダ、トヨタの3大日系メーカーがリコールの範囲を拡大しただけでなく、三菱もエンジンやステアリングの問題でリコール台数が減らず、それぞれ29万台を回収した。エンジンとステアリングはリコールを多発させる原因となっており、フェラーリ、マセラティ、ベントレー、ジャガー・ランドローバーなどの高級車ブランドでもそうだった。
エンジンが原因で行われたリコールで規模が最も大きかったのは、15年2月にベンツが中国で行ったEクラス車とCLSクラス車のリコールで12万7千台に達した。エンジンに発火のおそれがあったという。ステアリングが原因で行われたリコールで最大は長安フォードのモンデオで、17万台に達した。
▽日系が対象者数でトップに
統計によると、15年に質検総局が発表したリコール通知によれば、全対象車のうち国産車が83%、輸入車が17%を占めた。ブランド別にみると、日系車が200万台以上で対象車数のトップに立ち、全体の50%を占めた。独自ブランド車は77万4千台で14%、米国車は60万7千台で13.8%だった。
過去数年間と比較すると、昨年は独自ブランド車のリコールの取り組みが強化された。8を超えるブランドが質検総局に対応マニュアルを提出し、安全性に問題がある車両の回収を進めた。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年2月22日
|