観光地の入場料価格に対する管理改革事業をより深化する目的で、国家観光局は2015年3月、全国の観光地を対象に、3年間を期限とする「価格が信頼できる全国の観光地」選考活動をスタートさせた。同局は観光地と提携し、「価格が信頼できる全国の観光地一覧」第一弾を公表、1801カ所の観光地が掲載された。人民網が報じた。
「価格が信頼できる全国の観光地」選考活動では、▽ワンチケット制(入場後の追加料金無し)▽不当な利益が乗っていない適正価格▽特別な人々に対する割引▽予約割引▽入場料価格の一般公開▽3年間値上げなし――など、社会の注目を集める主要問題に絡み、観光地に対して6項目の承諾事項が設けられた。国家観光局は今回の活動を非常に重視し、入念な活動計画を立て、多くの観光地に参加を呼びかけた。地方観光部門や各地観光地の積極的な支持のもと、現時点で、全国30省(自治区・直轄市)の1801カ所の観光地が本活動に参与、承諾事項を受け入れた。このうち、5A級観光地と4A級観光地は、業界のリーダー的存在として、先頭を切って本活動に参与、承諾した。第一弾1801カ所のうち、4A級以上の観光地が3分の1以上を占めた。河北省では200カ所以上の観光地が参与・承諾した。山東、新疆、湖南、浙江などでも大きな反響があり、軒並み100カ所以上が参与した。天津や貴州でも、A級観光地の50%以上が参与、江西、湖南、天津各地の5A級観光地が軒並み参与した。
国家観光局は、第一弾の公開後も、同活動を引き続き推進する構え。7月初旬の夏休み旅行ピーク前や「十一(10月1日、国慶節)」連休前に、第二弾以降の「価格が信頼できる全国の観光地」名簿を公開することにしている。同局はまた、国民や多くの観光客を頼りに、社会的な監督強化を図り、条件に合わなくなった観光地については、名簿から削除する方針。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年5月26日