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王蒙の「這辺風景」日本語版が出版へ 40年前の新疆を描く
  ·   2015-08-31  ·  人民網
タグ: 新疆;文学賞受賞作品;社会
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第9回茅盾文学賞受賞作品「這辺風景(王蒙 著)」の、ポーランド、エジプト、ロシア、韓国、日本各国の版権調印式が26日、北京国際図書博覧会で行われた。同書の日本語版は来年、日本僑報社から創立20周年の重点図書として出版される。中国青年報が伝えた。

調印式に出席した王蒙は、「新疆は当時の私にとって、全く新しい領域・文化・言語・ライフスタイルだった。私は新疆で視野を広げ、現地の農民と6年間にわたって密接な交流を重ね、同じ場所に住み、同じものを食べ、共に労働した」と語った。

40年前の新疆を描いた「這辺風景」の、日本人読者にとっての魅力について聞かれた王蒙は、「日本は古くから中国の西域に興味を抱いており、現在も新疆への注目度が高い。私が書いたのは40年前の新疆の風景だが、文学には人々の喜怒哀楽や愛・憎しみが詰め込まれている。物語は旺盛な生命力を持ち、多くの内容は現在の人にも参考の価値がある」と述べた。

日本僑報社の段躍中編集長によると、同社は今年7月に「新疆物語―絵本でめぐるシルクロード―」を出版した。これは、漫画の形式で新疆について紹介した日本初の書籍だ。「漫画は日本の読者に非常に愛されている。新疆物語が出版されると、アマゾンの予約サイト(中国関連書籍)で1位にランキングされ、日本図書館協会選定図書にも選ばれた。来年はシリーズ本として『漫画中国西蔵』も出版する。将来的には中国の全ての省の紹介する書籍を出版したい」と語った。

北京国際図書博覧会では同日午後、僑報社が出版する「正見民声」日本語版の出版式が行われた。同書の中国語版は中国人民大学出版社が出版したもので、国務院新聞弁公室の趙啓正元室長と元フランス大使の呉建民氏が2012年12月に行った上海の大学生との4回にわたる交流対話の内容が収録されている。(編集SN)

「人民網日本語版」2015年8月28日

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