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「千の企業が千の村を助ける」貴州省の貧困対策
  ·   2016-08-11
タグ: 貧困脱却;貴州;経済
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週末になると、貴州省安順市普定県秀水村にはレジャー客が訪れ、絶えず行き来する観光客で賑わう。民族文化超市(スーパーマーケット)従業員の陳蘭さんも週末は大忙しだ。「時には食事どころではない」と陳さんは話す。

陳さんは今の生活に非常に満足している。「村で働くと月収は2000元余り。出稼ぎで稼ぐお金より少し少ないけれど、家の近くで働くと老人や子供を世話することができて、落ち着いた気持ちでいられる」と陳さんは言う。

以前、秀水村は省級2類の貧困村で、全村民の4分の1近くが貧困ライン以下の生活を送っていた。  

わずか1年余りで、秀水村は産業も集団経済も収入源もない「三無」貧困村から美しい村に変わった。2015年、同村の1人当たり純収入は1万38元に達し、2014年に比べて84%増加した。  

秀水村が全く新しく変わったのは、貴州省が2015年に実施し始めた「千の企業が千の村を助ける(民営企業が貧困村を対象に貧困支援を提供する)」計画のおかげだ。

2015年、貴州興偉集団は3億元余りを投入し、秀水村全村に対する支援を行った。同社は生態農業、観光農業、特色ある観光、リゾートを一体化した郊外観光地作りを企画・建設し、商店街、ウォーターパーク、釣り堀、ラフティング、サーキット、乗馬場など50余りのプロジェクトを実施し、秀水村の貧困脱却の内生的原動力を強化した。  

秀水村の変化は、貴州省が実施した「千の企業が千の村を助ける」貧困者扶助行動の縮図に過ぎない。  

調べによると、2015年11月に「千の企業が千の村を助ける」貧困者扶助行動をスタートさせてから、貴州省は省内外の商会、民営企業家に対し貧困者扶助戦略に加わるよう広く働きかけている。大まかな統計によると、現在すでに1761社の民営企業が1857の貧困村と扶助関係を築いている。389の貧困者扶助プロジェクトが実施されており、約84億元が投入され、2万人余りの現地雇用が促進された。  

扶助方式の面で、扶助資金の投入、扶助プロジェクトの実施のほか、貴州省はさらに民営企業家に「村の栄誉主任」になってもらい、扶助を受けている村の発展に全面的に参与する取り組みを進めている。  

貴州省金沙県では、現在すでに385人の民営企業家が「村の栄誉主任」を務めており、累計20億元余りのプロジェクト建設資金が投入され、貧困人口4800人余りを含む1万3800人の雇用機会が新たに創出された。

「北京週報日本語版」2016年8月11日

「千の企業が千の村を助ける」貴州省の貧困対策--pekinshuho
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