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徐洪剛氏「軍内の腐敗・汚職を一掃する」
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本誌記者 倪延碩 · 2016-03-10 |
タグ: 反腐敗;両会;政治 | 印刷 |
全国政協委員・陸軍第54集団軍某紅軍師団政治部副主任の徐洪剛氏(本誌記者王祥 撮影)
反腐敗は毎年、両会(全国人民代表大会・全国人民政治協商会議)の時期に人々から注目される問題の1つであるが、今年も例外ではない。両会の出席者名簿を見てみると、一部の全人代代表と政協委員の資格が開会前に取り消されていることが分かる。そのうち、人民解放軍と武装警察部隊では、両会の出席資格が取り消された高級将校が7人いる。7人のうち退職後に資格辞退を願い出た者が1人、病死者が1人、そして腐敗問題で摘発された者が5人に上っている。
「現在、軍内で腐敗一掃に極めて力を入れている。いささかも手を抜かず、腐敗・汚職があれば必ず一掃する」。全国政協委員・陸軍第54集団軍某紅軍師団政治部副主任の徐洪剛氏はこう話した。
中国共産党第18回全国代表大会以降、中央は軍内の腐敗一掃に力を入れ、軍内の一部「腐敗分子」が摘発された。2014年だけで、腐敗問題で取り調べられた軍内の将軍は15人に上る。
さらに徐氏は次のように説明した。「目下、軍隊は日常の風紀育成を非常に重視している。さまざまな手続きの管理が厳格になり、指導幹部は経費を自由に使うことができなくなった。現在では、5万元以上の建設プロジェクトはすべて公開で入札を募集しなければならず、許可を受けないと経費を使用できない」。
進行中の軍改革について、徐氏は「改革後、各戦区が作戦を指揮し、軍種が軍の整備を主管するというように、責任がより明確化した。そのほうが指揮・調和・演習・作戦にとっても都合がいい」との考えを述べた。
「北京週報日本語版」2016年3月10日
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