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バイデン米副大統領、再び訪中
暁 岸  ·   2015-08-24  ·  北京週報
タグ: 中米関係;バイデン副大統領
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中米のアジア太平洋をめぐる議題

もう1つ避けられない難題は、米国がどのようにしてそのアジア太平洋戦略調整について中国側と意思疎通を図るかということだ。

今回のバイデン副大統領日・中・韓訪問の主な目的の1つは、米国の「リバランス」戦略調整を重ねて言明し、今年10月にオバマ大統領が国内予算と債務危機のためにアジア訪問を取りやめたことの穴埋めだと概ね推測されている。

オバマ政権はしばしば「中国の台頭を歓迎し、中国を抑制するつもりはない」ことを表明し、ひいては「米国のアジア太平洋戦略の中心は対中政策」とまで説明している。しかしそのアジア太平洋戦略調整が中国で引き起こした大きな懸念と不満は今なお収まっていない。中国の官も民も、米国は日本やフィリピン、オーストラリア、ベトナム、さらにはインドまで集めて中国を念頭に置いた軍事包囲を築こうとしていると信じている。中米両国軍は西太平洋で密かな競り合いが絶えず、「第1列島線」突破の主張は中国国内でおおいに支持されている。

中米上層部の戦略対話において、両国の西太平洋地域における戦略意図は長期間にわたる話題であり、ホワイトハウスは正式な場で中国を過度に刺激することを慎重に避けてきた。バイデン副大統領の一度の北京訪問で北京の懸念を排除できるとは信じられないが、少なくとも雰囲気を和らげる効果はある。中米双方はアジア太平洋における対立や衝突は互いの利益にそぐわないことを何度も確認している。アジア太平洋地域での協力強化について具体的な共通認識に達することができれば、対外的に正しいシグナルを送ることになるだろう。

 

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