中国側の打ち出したAIIB設立提案と「1ベルト、1ロード」構想は1つにはアジアのインフラとコネクティビティの巨大な需要を満たすものであり、もう1つには域内各国の交流と理解を促すものだ。また、ロシアの東方を向いた政策と中国の西方への開放の加速は両国の発展戦略の結合に歴史的チャンスをもたらし、中国側のシルクロード経済ベルト建設とロシア側のユーラシア大陸街道建設および極東地域の開発加速を結合させるものであり、双方の共通利益に合致する。中国とEUはイノベーション、生産能力、投資などの分野で戦略の結合を広く、深く発展させている。
事実が証明するように、中国は世界の脈を正確に測っている。脈を正確に測って初めて、処方箋を出すことができる。中国は協力・ウィンウィンの理念を大国、周辺国、途上国、多国間など各方向、政治、経済、安全、文化など各分野で体現し続け、各国との良好な相互作用、互恵・ウィンウィンを追求する。このような中国には魅力があり、拒絶しがたい。また、脈を正確に測っているために、中国の提案、理念、構想は世界を「刺激」し、米日欧など先進エコノミーの対アフリカ、アジア諸国への投資を増加する。無論、国際情勢は複雑に入り組んでおり、各国の利益は千差万別であるため、中国外交は本旨が良く、地域と世界にメリットがあっても、一部の国から誤解や中傷を受けることは避けがたい。だが時代は変わったのであり、現代世界は協力・ウィンウィンを必要としている。協力・ウィンウィンは世界の難題を解決する優れた処方箋だ。協力・ウィンウィンは時代の潮流に沿っており、中国の外交戦略の自信の源だ。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年7月6日