広大な新疆維吾爾（ウイグル）自治区、どのような素晴らしい観光地があるのだろう？もし読者が、「天山天池」「火焔山」「喀納斯（カナス）湖」しか思い浮かばないならば、「時代遅れ」かもしれない。ここ数年、国家がシルクロード経済ベルト発展全体計画を提唱し、自治区党・政府が力を入れて計画を推進するにつれて、新疆の観光業はどんどん新しい顔を見せるようになった。「シルクロード観光」「医療観光」「氷雪観光」など新たな一連の観光新業態が新疆で次々と生まれ、新疆の観光業に新たな生命力とエネルギーが湧き起こっている。人民日報が報じた。

〇シルクロード観光が「プチ・ブーム」に

新疆西域旅遊開発公司の李新萍・総経理は、「今年に入り、新疆シルクロード観光がプチ・ブームとなっている。新疆シルクロード観光のブームは衰えをみせず、豊かな自然・風景と歴史・文化遺産が多くの観光客を惹きつけるだけではなく、阿肯弾き語り（カザフ族に古くから伝わる民間伝統芸術）、回族花兒（回族の民歌）、ムカム（木卡姆＝ウイグルの古典音楽組曲）、マシュラップ（麦西来甫＝ウイグルの歌と踊り）など、各少数民族による歌舞パフォーマンスも、多くの国内外観光客が夢中になるエンタテイメントとなった」と語る。

新疆ウイグル自治区観光局の伊那木·乃斯爾丁局長は、「地理的に見て、新疆は周辺8カ国と国境を接しており、17の国家一類通関地を擁している。中央アジア観光市場は、大いに開発する価値がある。新疆観光業の発展のためには、国内だけではなく、海外にも眼を向ける必要がある。自治区観光局は、ウズベキスタンやカザフスタンなど中央アジア諸国に対して、観光PRを進めており、多様化した観光協力体制を構築・完備することに尽力し、シルクロード経済ベルトにおける観光経済の共同繁栄を目指す」とコメントした。