本誌記者 繆暁陽
デンマークに留学していたときの姜鵬さん
取材対象者:姜鵬/男/29歳/エレクトロニクスエンジニア
現住所:北京
行ったことのある都市:コペンハーゲン、ストックホルム、ヘルシンキ、フランクフルト、パリ、アムステルダム、ブリュッセル、ルクセンブルク、ローマ、ロンドン、上海、広州、三亜、西安、フフホト、ウルムチ、蘭州、太原など
素晴らしい都市とは:最も環境にやさしくてクリーンな都市であり、また近代化された交通・通信があり、さらに古い文化とトレンドが見事に結び付いているところ。
コペンハーゲンにある人魚姫の像
インタビュー内容:
「海をはるか沖へ出ますと、水は一番美しいヤグルマソウの花びらのように青く、このうえなく澄んだガラスのように澄んでいます。」アンデルセン童話「人魚姫」の冒頭は実に美しい。「人魚姫」の故郷であるデンマークの首都・コペンハーゲンはアンデルセン童話で世に名を知られている。小さい頃からアンデルセン童話を読みながら成長してきた私にとって、心に思い描くコペンハーゲンは童話に描写されたようにすばらしいところだ。
2004年、北京の重点大学を卒業した後、私は南デンマーク大学の工学修士課程への留学を申請した。その年の夏、私は重さ50キログラムの荷物を引いて初めてデンマークの国土に足を踏み入れ、この童話の王国での留学生活を始めた。その後の2年間に、私は北欧と中南欧にあるすべての国の主な都市をほとんど回った。各都市にはそれぞれ特徴があるが、私にとって最もすばらしい都市はやはり「童話の都」とほめたたえられるコペンハーゲンである。
ここに来たときの第一印象は、空が非常に青く、雲がとても白く、空気が新鮮であり、大都市の自動車排気ガスや煙・ほこりの匂いがまったくしないことであった。少しの期間暮らした後、この都市は繁栄しているが華美で浮ついたところではなく、静かであたたかいところだと感じた。家々の屋根がすべて色とりどりに塗られており、童話本の挿し絵のようで、ここでの生活がとても気楽で気持ちが良いと感じさせた。
童話のような景色以外に、コペンハーゲンはまた非常に環境保護を重視する都市である。私が最も印象深かったのは、北京と非常に似ている点があったこと、つまり自転車が多いことであった。
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