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日本の「南京心連心会」訪中団が謝罪して平和祈願
  ·   2016-08-17  ·  ソース:
タグ: 日本訪中団;謝罪;中日交流
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8月15日は、日本が無条件降伏を宣言した日で、中国にとっては抗日戦争勝利71周年記念日だ。「神戸南京心連心会」の第20回訪中団40人がこの日、侵華日軍南京大虐殺遇難同胞記念館を訪問し、平和集会に参加した。平和公園にある女の子の銅像の前に花を供え、南京大虐殺の犠牲者30万人を悼み、黙祷をささげたほか、世界平和を祈願した。中国江蘇網が報じた。

侵略の歴史を知って考え方が変わった日本人

筆者は訪中団の一人である上島琢哉さんに目を引かれた。80歳を過ぎた上島さんは頭が白く、杖をついて歩かなければならないにもかかわらず、厳しい暑さの中、記念館を訪れた。「当時、私は九州に住んでいた。朝早くに、天皇がラジオで何かを発表すると聞いた。天皇は徹底的に戦い、絶対に後退してはならないと国民に呼び掛ける、といったようなたくさんの噂が流れていた。それがまさか日本の降伏の発表とは誰も予想していなかったので、みんな非常に驚いた」と上島さん。

また、「当時、まだ小さかったので、何が起きているのか分からなかったが、こらえきれず涙が流れた。敗戦に対する直感的な気持ちで、すぐには気持ちの整理がつかないため泣いたのだろう。でも、後から自分の考え方が大きく変わった」とし、その理由に関して、「勉強の時に、日本が当時本当に中国を侵略したというアジアの歴史資料を読み、考え方が少しずつ変わり、以前の考え方は間違っていたことに気付くようになった。今日ここに来たのは、犠牲者に対するお詫びの気持ちを表すと同時に、世界平和を祈願するため」と語った。

関西学院大学在学中の中野ひかりさん(21)は取材に対して、大学の先生に薦められて、『神戸南京心連心会』訪中団に申し込んだ。日本の教科書や映画、映像資料、自分で見付けた資料などを通して、南京大虐殺の歴史について知り、旧日本軍は婦女だけでなく、多くの南京市民も虐殺したことを知った。これは見逃すことのできない悪行だ。もちろん、私の知っていることにも限りがあるので、南京に来てもっと勉強したいと思った」と語った。

今後は国家追悼日に平和集会開催へ

神戸訪中団は毎年8月15日に、記念館を訪問して平和集会に参加している。しかし、8月15日に南京を訪問するのは今年で最後となる。今後は民間の平和友好者が、国家追悼日がある12月に平和集会を開催する。

集会では、神戸訪中団の宮内陽子団長が泣きながら、「1937年12月13日、旧日本軍は南京を侵略し、それは日本が降伏した1945年8月15日まで続いた。その8年の間、南京市民の生活は日本の支配下に置かれていた。それはなんと悲惨な状況だろう」と語った。さらに、宮内団長は取材に対して、「毎年8月に南京に来るとき、天気はとても暑くて、12月の南京がどれほど寒いかは想像できない。そのため、夏では71年前の冬の南京がどんな惨状だったかも想像できない。南京の人々が受けた暴行、恥辱、苦しみは数え尽くすことができないと思う。12月は、南京大虐殺の犠牲者や中国侵略戦争の犠牲者に哀悼の意を示すべき時。その時に、私たちの謝罪やお詫びの気持ちを表したい」と話した。(編集KN)

「人民網日本語版」2016年8月17日

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