ホーム >> 中日交流 >> 本文 |
20年余の歳月を南京大虐殺の著作に投じた日本人女性作家
|
· 2016-04-18 |
タグ: 南京大虐殺;日本人女性作家;中日交流 | 印刷 |
元日本兵の写真を手に持つ松岡環さん
南京大虐殺における元日本兵と被害者の証言を集めた書籍「南京 引き裂かれた記憶」の初の英語版出版にともない、4月10日から16日までカナダ・トロント各地で出版発表会が行われた。日本人女性作家の松岡環さんは20年あまりの歳月をかけて南京大虐殺の被害者と戦争の加害者の証言を集め、集団による回想録という形で南京大虐殺の史実をまとめている。中国新聞網が伝えた。
松岡さんは日本からトロントに赴き、各地で行われた出版発表会でその新刊「南京 引き裂かれた記憶」を紹介した。
「南京 引き裂かれた記憶」は二部構成となっており、第一部は提供された全ての証言に関する背景などがまとめられ、松岡さんがどうして南京大虐殺の真相を追い求めることになったのかといった経緯も記されているほか、カナダの歴史学者オーウェン・グリフィス教授(Owen Griffiths)が執筆した戦争における暴行に関する文章を参考に南京大虐殺の歴史的背景を分析している。第二部は22名の証言が主な3か所の虐殺発生地ごとにまとめられている。
23次のページへ |
|