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中日茶文化の差異と融合 北京「茶家十職」で中日茶事
交流会
  ·   2015-11-20  ·  ソース:人民網
タグ: 中日;茶文化;中日交流
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15日午後、北京「茶家十職」で「お茶の中日交流」をテーマとした座談会が開催され、北京「茶家十職」創始者の李曙韻氏、中国茶葉博物館日本事務顧問の劉一平氏、日本の著名な陶芸家安藤雅信氏、日本の茶道家木村宗慎氏らが出席した。国際在線が伝えた。

日本の茶道の起源は中国の唐代、宋代との文化交流期に遡ることができ、その後「茶道」へと独自の発展を経た。中日の文化交流は日増しに深まりを見せる中、双方はお茶文化をめぐりより多くの交流をもつべきである。この点について安藤氏は自身の体験を基に、昨年中国で開かれた展示会で中国のお茶席の配置や入れ方を見て、大きな啓発を受けたと紹介、「今年は中国人のお茶の入れ方に適した茶器を特別にデザインした。今年も中国人のお茶の入れ方をより深く体験、体感したい」と語った。単なるデザイナーと使用者の関係ではなく、安藤氏にとってこれは中国のお茶文化をより深く理解する機会なのだ。

 安藤氏は長年お茶とともに生きる茶道に精通した人物だ。作品は簡素であって味わい深い風格で、中日両国の茶人に愛されてきた。茶器のデザインには独自の見解があり、「茶器の素材や工芸はみな茶器を生かすためで、それにこだわりすぎてはならない。美しい茶器は環境や空間と必ず調和がとれたものとなっている。そんな作品こそ真に力のある、多くの人に愛される作品だ」と考える。

中日のお茶文化の発展と展望をめぐって、木村氏は、中国茶は美味しいお茶を飲むことが目的で、日本の茶道は入れ方と茶席の空間環境作りに拘りがあると指摘する。両国文化の交わりが深まるにつれ、如何に茶席の空間を演出するか、どのような形式と心でお客をもてなすかといった面で、中国の茶人は日本の茶人に多く学ぶようになった。学んだものを中国のお茶の文化と融合し、発展を遂げてより多くの中国人がお茶を好むようになり、お茶を入れることで家族や友人に自分たちの愛情や友情を伝えるようになった。反対に日本のお茶は一部の茶人の趣味となった。今後中国茶と日本茶が結びついた新たな形式が誕生し、より遠くの地域と国に影響を与えることができればと語った。

 茶席の発展の流れには中日間で似通った点がある。最初は高価なお茶の道具を好むことから始まるという点だ。李氏は、「最も重要なことは自身の審美観を養うこと。盲目的に他国を崇拝するのではなく、自国の輝かしい古代文化から栄養を汲み取らなければならない」と語った。

座談会の最後に李氏は、「現代の中国茶人は中国の伝統文化からその真髄を求め、守り、中国茶の美学体系と中国茶文化を発展させよう」と参加者らに呼びかけた。(編集IM)

「人民網日本語版」2015年11月20日

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