第14回夏季ダボス会議が6月27日から29日まで天津市で開催され、世界の100近い国・地域から政界とビジネス界のエリートと学者が1500人あまりが参加することが確認されている。4年ぶりの中国での開催、5年ぶりの天津での開催となる。新華社が伝えた。

夏季ダボス会議天津準備協調委員会の副事務局長で、天津市政府副事務局長の于鵬洲氏によると、今年このフォーラムを開催することには3つの重要な意義がある。第1に国際情勢を見ると、ポストコロナ時代の世界経済の動向について、各界はそろって夏季ダボス会議で出される声、発されるシグナル、もたらされる予測に大きな期待を寄せている。第2に中国の国内情勢を見ると、中国経済の運営状況は良好で、年の中盤に行われる夏季ダボス会議における中国の声、中国のアプローチ、中国の政策、中国発のソリューションに世界中に注目されている。第3に天津の発展状況を見ると、天津の質の高い発展がスタートして力を入れる段階にある時に、今回のフォーラムは天津のイメージと都市ガバナンスのレベルを示す重要な機会になる。

今回のフォーラムのテーマは「企業家精神：世界経済の駆動力」となっている。世界経済フォーラム中華圏の陳黎明代表は、「このテーマを設定した目的は、変革の時代において、企業家精神と企業のイノベーション主体としての活力をかき立て、経済回復の道を探ることにある」と述べた。

陳代表は、さらに「この目標を推進するために、私たちは柱となる6大テーマを設計した。成長の再始動、グローバルな背景の中国、エネルギーのモデル転換と材料の供給、自然・気候の保護、ポストコロナ時代の消費トレンド、イノベーションの展開、の6テーマだ。この支柱となる6大テーマを巡って、今回のフォーラムでは約170のサブフォーラムが行われる」と表明した。（編集KS）

「人民網日本語版」2023年6月27日