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正式開業から1週間 予想通りの活況を見せる北京証券取引所
  ·   2021-11-24  ·  ソース:北京週報
タグ: 証券;中小企業;経済
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北京証券取引所(写真=新華社提供)

正式開業から1週間が経ち、北京証券取引所の市場取引は予想通りの活況を見せている。11月19日の時点で、同取引所の上場第1弾となった81銘柄の売買総額は212億4900万元に達している。 

中国証券監督管理委員会の易会満主席は、「北京証券取引所の正式開業と取引開始は昨年7月、『新三板』(中国の中小企業向け店頭市場)に3階層の市場区分で最高ランクとなる『Select』が設けられたことに続く重要なイノベーションであり『新三板』の改革を深化させ、資本市場の質の高い発展を促進するものだ。また、同取引所の開業は8年以上にわたる『新三板』市場の運営を経て中国の特色ある資本市場におけるファイナンシャル・インクルージョン(金融包摂の道を積極的に模索するための新たな出発点でもある」と語った 

「同じく革新的な企業を対象とする科創板(科学創業ボード)創業板(ベンチャーボード)と比べると、北京証券取引所は『より早、より小さ、より新しい』という点を重視してい」と、中信建投証券(China Securities)の投資銀行委員会メンバーマネージングディレクターの李旭東氏は述べる。李氏にとって、「より早」とはこれらの企業の多く産業化の初期段階にあり、ビジネスモデルに大きな成長の余地があることを指す。また、「より小さ」とは成長性はあるが事業規模はやや小さいということであり、「より新しい」とは第1弾の上場企業が優れた革新性を示しており、先進的製造業や現代サービス業、ハイテクサービス業、戦略的新興産業などが全体の87%占めているということだ。 

「北京証券取引所の生命力を生み出している特色のポイントは、マルチレベル資本市場という枠組みのもとで市場のポジショニング正確に把握し、イノベーション型中小企業とのマッチングと適合性を絶えず高めていくこと」と北京証券取引所の徐明会長は取引所のオープニングセレモニーで述べている。 

李氏は自が所属する中信建投証券の投資銀行がスポンサーを務める錦好医療社を例に挙げた。同社は主に輸出向けの補聴器を製造していたが、ここ数年中国国内介護サービスの需要が高まるにつれ、国内市場に事業を移行し始めた。しかし、モデルチェンジの過程では、研究開発資金不足や既存の競争構造を打ち破る難しさなどの問題に直面する。そこで、イノベーション型中小企業の差別化された成長の特性に符合する北京証券取引所の発展環境が効を奏し、錦好医療社はついに上場要件を満たし、北京証券取引所の第1陣の上場企業とった。 

質の高い上場企業を誘致するには、良好な取引所の市場エコシステム作り上げることも求められ。「中小企業はそもそも成長プロセスに不確実性があり、イノベーションも同様の特徴を持っている。最も重要なのは、包摂性と市場化メカニズムを堅持し、市場の入り口をしっかりと管理すると同時に、余計なルールや規制を設け、より多くの優良企業を北京証券取引所へ誘致することそうすることで真のイノベーション力を持つ企業が進んで北京証券取引所での上場を希望し、そこで発展を続けていくことだろう」と李氏は考えている。 

「北京週報日本語版」2021年11月24日 

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