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世界経済のモデルチェンジに原動力をもたらす中国国際サービス貿易交易会
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· 2021-09-07 · ソース:北京週報 |
タグ: デジタル;CIFTIS;経済 | 印刷 |
2021年中国国際サービス貿易交易会の首鋼パーク会場でバーチャルスキーを体験する子供(写真=新華社提供)
デジタル人民元を使ってコーラを買ったり、仮想現実(VR)ゴーグルをかけてバーチャル卓球をしたり、電子スクリーンをタップして故宮の文化財を360度あらゆる向きからクラウド鑑賞したりと、2021年中国国際サービス貿易交易会(CIFTIS)ではデジタル感溢れるインタラクティブな光景があちこちで見られ、人々に新鮮な驚きを与えている。
デジタル技術の普及と応用により、サービス貿易のデジタル化はますます目立つようになっている。客観的に見て、新型コロナウイルス感染症はサービス貿易のデジタル化プロセスを加速させ、新たな機会をもたらしている。中国はサービス貿易において7年連続で世界第2位の座を保ち、約240の国・地域とサービス貿易を行っている。また、外商投資参入ネガティブリストを4年連続で削減し、世界貿易機関(WTO)加盟時に開放を取り決めた100のサービス分野に加え、新たに22のサービス分野の開放も約束している。国連貿易開発会議(UNCTAD)の試算によると、2020年の中国におけるデジタルでの引き渡しが可能なサービス貿易規模は2947億6000万ドルに達し、感染症の影響下でむしろ8.4%増となり、サービス貿易全体の44.5%を占めた。
UNCTADの梁国勇シニアエコノミストは、「中国経済はデジタル化の発展で世界の最先端を行っており、数多くの世界的企業および企業家を生み出した。デジタル経済は中国経済の最も活力のある構成要素の一つとなっており、越境ECも国際貿易の新たな成長分野となっている」との見方を示した。
国際貿易は感染症によって明らかにダメージを負っているが、そのような中で今年のCIFTISはサービス貿易の発展の新たな流れをしっかりと捉え、需給マッチングや企業間協力の架け橋となり、サービス貿易と世界経済の回復に新たな原動力をもたらしている。
シンガポール国立大学ビジネススクールのガバナンス・サスティナビリティセンターで所長を務める盧耀群氏は、「グローバル経済のモデルチェンジにはデジタル化が欠かせない。デジタル貿易、特にハイテク分野のデジタルサービスをクローズアップしたCIFTISは非常にタイムリーで重要だ」と評価している。また、英国48グループ・クラブのスティーブン・ペリー会長は、「今年のCIFTISはデジタル経済分野のイノベーションに焦点を当てており、中国の発展プロセスの中でチャンスを掴む絶好の機会を世界に与えている」と指摘した。
出展している機関や企業は中国市場の大きな将来性とチャンスに照準を定めている。アイルランドのソフトウェアサービスプロバイダーであるWrxFlo社のティム・クローCEOは、「当社が開発する製品には巨大な中国市場がある。今回のCIFTISへの出展は自社の認知度を高め、新パートナーを見つける上で非常に重要であり、CIFTISはとても良いプラットフォームだ」とした。
カザフスタン・中国貿易促進協会のハナト・ベセク会長は、「デジタル経済とECの発展における中国の経験には重要な参考意義があり、カザフスタンと中国とのデジタル経済分野での互恵協力には大きな将来性がある」と指摘した。
「北京週報日本語版」2021年9月7日
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