税関総署が7日に発表した統計データによると、今年1-5月には、中国の貿易における物品輸出入額が前年同期比28.2％増、2019年比では21.6％増の14兆7600億元(1元は約17.1円)に上った。新華社が伝えた。

データによると、同期の輸出額は同30.1％増、19年比23.6％増の8兆400億元だった。輸入額は同25.9％増、19年比19.2％増の6兆7200億元だった。輸出から輸入を差し引いた貿易収支は同56.2％増の1兆3200億元の黒字だった。

5月の輸出入額は同26.9％増、前月比0.4％減、19年同期比20.8％増の3兆1400億元だった。このうち輸出は同18.1％増、前月比0.2％増、19年同期比19.5％増の1兆7200億元だった。輸入は同39.5％増、前月比1.1％減、19年同期比22.3％増の1兆4200億元だった。貿易収支は同32.1％減の2960億元の黒字だった。

データによると、1-5月の一般貿易の輸出入額は同32％増の9兆1200億元で、中国対外貿易全体のうち61.8％を占め、割合は同1.8ポイント上昇した。

貿易パートナーをみると、ASEAN、欧州連合（EU）、米国、日本が4大貿易パートナーとなり、1-5月の輸出入額は対ASEANが同29.2％増の2兆1900億元で、対EUが同28.7％増の2兆600億元で、対米が同41.3％増の1兆8200億元で、対日が同14.9％増の9697億9千万元だった。

中国と「一帯一路」（the Belt and Road）沿線国との輸出入額が同27.4％増の合計4兆3600億元に上ったことが注目される。このうち輸出は同29.6％増の2兆4600億元で、輸入は同24.7％増の1兆9千億元だった。

民間企業の輸出入が持続的に増加した。1-5月の民間企業の輸出入額は同38.1％増の7兆200億元で、中国対外貿易全体のうち47.6％を占め、割合は同3.4ポイント上昇した。

またデータによると、1-5月の電気機械製品の輸出額は同31.9％増の4兆7800億元で、輸出額全体の59.5％を占めた。

輸入については、同期には主要コモティディの輸入量が増加した。このうち鉄鉱石は同6％増の4億7200万トンで、原油は同2.3％増の2億2100万トンで、天然ガスは同24.5％増の4978万２千トンで、大豆は同12.8％増の3823万4千トンで、鋼材は同11.6％増の609万7千トンだった。（編集KS）

「人民網日本語版」2021年6月8日