５月２日、観光客で賑わう江蘇省泰州市姜堰区の溱湖国家湿地公園（写真＝新華社提供）

「国内便の航空券でも遊園地のチケットでも、メーデー連休前にすぐ完売しているのは、中国の経済回復が加速していることの表れだ」「中国はこのところワクチン接種を大規模に推進し、人々の旅行に対する安心感を一層強めている」。このほど、メーデー連休で盛り上がる中国の消費市場が国際世論の注目を集めている。中国の消費市場の持続的回復は中国経済の活力を示しただけでなく、世界経済の回復にも自信と希望をもたらした。

交通運輸部のデータによると、５月１日から５日までのメーデー連休中、国内輸送旅客数は延べ２億６７００万人に達し、１日当たり延べ５３４７万４０００人で、前年同期比１２２．２％増となった。また国家映画局のデータによると、５月１日から５日の１７時までで、全国の映画興行収入は１６億３００万元に達し、メーデー連休の新記録を更新した。

消費は中国経済の安定的発展の「バラスト」であり、経済成長を牽引する主力エンジンでもある。今年の第１四半期、全国の社会消費財小売総額は１０兆５２２１億元に達し、前年同期比３３．９％増で、２０１９年同期に比べて８．５％増加した。

現在の世界で最も不足している資源は市場だ。中国は４億人の中間所得層を含む１４億人の人口からなる圧倒的規模の内需市場を有する。これは中国の際立った優位性であり、世界が共同発展する上でのチャンスでもある。休暇市場は活力あふれる中国市場の縮図であり、メーデー連休後には中国と各国が手を携えてウィンウィンを促進する一連のイベントが続々と行われる。５月７日から１０日にかけて、第１回中国国際消費品博覧会が海南省海口市で開催され、６９の国・地域から２５００以上のブランドが出展する。また５月１０日から１２日にかけて、２０２１年「中国ブランドデー」のイベントが上海市で行われる。中国市場に集まり、中国のチャンスを共有するのが各方面の共通の選択だ。

中国は国内の大きな循環を主体としつつ、国内と国際の２つの循環が相互に促進し合う新発展構造の構築を加速させており、消費はその中でより重要な役割を果たすに違いない。活力あふれる中国市場は必ずや世界の市場、共有の市場、みんなの市場となり、世界経済の回復のためにも大きなチャンスをもたらすことだろう。

「北京週報日本語版」2021年5月6日