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中国のGDP100兆元超えは何を意味するか?
  ·   2021-01-20  ·  ソース:人民網
タグ: GDP;「双循環」;経済
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2020年の中国の国内総生産(GDP)は100兆元(1元は約16.0円)を超えた。これは中国経済にとって何を意味するのか。新たな発展構造を構築する上でどのような重要な意義をもつのか。

国家統計局の寧吉■(吉へんに吉)局長は18日、国務院新聞弁公室で行われた2020年の国民経済運営状況に関する記者会見で、「GDPが100兆元の大台を突破したことは、中国の経済の実力、科学技術の実力、総合的な国力がまた一つ新たな大きなステージに進んだことを意味する。小康社会(ややゆとりのある社会)の全面的な完成にとって、社会主義現代化国家の全面的な建設という新たな道のりをスタートさせる上で、非常に重要なシンボル的意義をもつ」と述べた。

そして、寧氏は次の4点を挙げた。

第1に、GDP100兆元超えは中国の総合的国力が増強を続けたことを意味する。20年の中国GDPは101兆6千億元に達して、史上初めて100兆元を突破した。中国の経済規模は00年に10兆元の大台に乗り、12年に初めて50兆元を突破し、20年にさらに100兆元を突破した。この20年間で、経済規模は10倍に拡大し、この成果は世界中の注目を集めた。目下の年平均レートで換算すると、20年のGDPは14兆7千億ドル前後となり、世界2位で安定し、世界経済に占める割合は17%前後になるとみられる。20年の平均GDPは前年に続いて1万ドルを超え、「中の上寄り」の所得国の仲間入りを果たし、高所得国との差が徐々に縮まった。

第2に、GDP100兆元超えは中国の科学技術力が絶えず進歩したことを意味する。重大な科学技術成果がこの1年間に次々と伝えられた。月探査機「嫦娥5号」が月面着陸に成功し、サンプルリターンした▽火星探査機「天問1号」の打ち上げに成功した▽500メートル口径球面電波望遠鏡(FAST)が運営を開始した▽「北斗3号」グローバル衛星測位システムが開通した▽有人潜水船「奮闘号」が1万メートルの潜水に成功した▽量子コンピューター「九章」の開発に成功した。こうして、テクノロジーイノベーションはますます活発になり、経済の質の高い発展に新たな活力を注入した。

第3に、GDP100兆元超えは中国経済の実力が目に見えて高まり、中国の工業・農業の生産能力が目に見えて増強されたことを意味する。20年の穀物総生産量は過去最高を更新し、前年に続いて世界一になった。工業製品220品目以上の生産量は世界一で、製造業の付加価値額は11年連続で世界一になる見込みだ。インフラが絶えず改善され、高速鉄道の営業キロは3万8千メートルに達し、高速道路の総延長は15万5千キロメートル、5G端末の接続数は2億台を超え、いずれも世界一だ。情報、ビジネス、研究開発、マーケティングなど現代型サービス業が発展を続け、金融の実体経済へサービスを提供する能力が増強され、中国の社会的生産力が新たな水準に到達した。

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