中文 | English | Français | Deutsch
 
 
ホーム 政治 経済 社会 中日交流 文化 文献 特集
ホーム >> 経済 >> 本文
  • descriptiondescription
中国の対外貿易 短期的変動はあっても長期的に上向く流れは変わらない
  ·   2020-03-06  ·  ソース:北京週報
タグ: 対外貿易;輸出入;経済
印刷


河北省邢台市内丘県の海外輸出向け衣服生産企業の生産ラインで製品の質を検査する従業員(写真=新華社提供)

「さまざまな対外貿易安定化政策の効果が現れるに従い、各地の企業は秩序立って営業再開し、全国の輸出入は回復的に増加する前向きな勢いを見せている」。3月5日、商務部が開催したオンライン定例記者会見において、李興乾商務部対外貿易司司長は次のように述べた。春節の影響を受けて、毎年第1四半期における中国の輸出入は一定の変動が起こる。今年は新型コロナウイルスによる肺炎という原因が加わり、輸出入に変動が生じるのは避けがたいが、影響は一時的かつ段階的なもので、中国の対外貿易は強靭であり、強い競争力を持ち、企業のイノベーションと市場開拓能力も強く、対外貿易の発展が長期的に上向く流れに変わりはない。 

近頃、国際機関は世界経済の年間成長見通しを下方修正した。世界貿易機関(WTO)が発表した第1四半期の貨物貿易の指数は基準値を下回っており、第1四半期の世界貿易は軟調で、中国に一定の外需の圧力をもたらすだろう。李司長は、国際市場の需要構造は総体的に安定しており、生産・生活の需要は不変的なものであって、突発的な公衆衛生事件の影響下で一定程度の変動が生じるのは正常な現象であり、全体として合理的な範囲内に留まっているとした。 

中国は世界の産業チェーンで重要な部分を占めており、グローバル経済・貿易との結びつきは極めて緊密だ。世界中の多くの国・地域への新型肺炎の拡大はグローバル経済・貿易の成長に一定の圧力をもたらし、中国に対しても一定の影響を与えるだろう。主に人の交流が制限され、国際的な物流が滞り、国際貨物貿易、とりわけ中間財貿易が影響を受けやすいが、それらの影響は段階的で、総体的にはコントロール可能なものだ。調査によれば、現在浙江省・天津市の重点対外貿易企業の営業再開率は100%となっており、広東省・江蘇省・上海市・山東省・重慶市は70%を超え、営業および生産再開の進み具合は明らかに加速している。 

毎年3〜4月は中国の新規輸出受注が比較的多い月であり、対外貿易企業は受注と市場を保つ上で、いかなる措置を取ってグローバルサプライチェーンを保障すべきだろうか?商務部が示すところによれば、企業は安全な交通手段によって従業員の速やかな職場復帰と仕事再開を段取りし、従業員や生産、現場の厳格な管理などで科学的な防止・コントロールを行い、迅速に操業を再開し、受注分について速やかで質の高い納入を保証するよう努め。得意先との意思疎通と連絡を強化し、双方の協力の自信を強め、生産・供給・販売の切れ目のない連携を実現する。インターネットのインスタントメッセンジャー、さまざまなオンライン展示会や取引プラットフォーム、業界協会国内外における貿易促進ルートをしっかりと活用し、積極的に国外のバイヤーと需要・供給のマッチングを展開し、インターネットデザインとカスタマイズサービスを拡大発展させる。 

企業が自らの強みを発揮し、多元化した国際市場を開拓すると同時に、中国政府はビジネス環境の最適化により力を注ぎ、円滑なサービスの保障をもたらし、企業が直面する困難と問題を解決する。 

中国政府は社会全体に向けて大規模な減税・費用削減政策を実施し、企業の総合的なコストを圧縮し、対外貿易企業が難関を乗り越えるための支援を行っている。対外貿易分野では5つのサービスを着実に推進している。つ目には、スムーズな交通網の回復に全力を尽くし、地方のビジネス部門が対外貿易に関係するメーカーのために生産上必要な防護物資の保障を提供するよう指導し、効果的かつ速やかな営業再開をサポートする。つ目には、対外貿易の与信と投入を拡大し、貿易における融資の需要を満たし、市場と受注のある企業が効果的に契約を履行し、対外貿易発展の大局に効果的に奉仕することをサポートする。3つ目には、主な貿易パートナーとの意思疎通・協調を強化し、最新の感染状況と関連措置を通告し、関係国が不必要な貿易制限措置を迅速に解除するよう後押しする。つ目には、企業による業態モデルの革新をサポートし、越境ECや海外倉庫など対外貿易の新たな業態を通じて輸出を拡大し、市場買付貿易と越境EC業者の融合的発展をサポートする。つ目には、企業の域外ビジネスにおける法律サービスをしっかりを行い、データの公表やビジネスに関する法律などの公共サービスの水準を高める。 

「北京週報日本語版」2020年3月6日 

シェア:
リンク  

このウェブサイトの著作権は北京週報社にあります。掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。


住所 中国北京市百万荘大街24号 北京週報日本語部 電 話 (8610) 68996230
  京ICP备08005356号 京公网安备110102005860

中国語辞書: