国家統計局は10日、今年11月の全国の消費者物価指数（CPI）と生産者物価指数（PPI）の各データを発表した。それによると、同月のCPIは前年同期比4.5％上昇し、前月比では0.4％上昇した。

前年同期比4.5％上昇 食品価格の上昇率が20％に迫る

前年同月比のデータによると、11月のCPIは4.5％上昇した。このうち食品価格は19.1％上昇、非食品価格は1.0％上昇、消費財価格は6.5％上昇、サービス価格は1.2％上昇した。1-11月の平均では、CPIは2.8％上昇した。

豚肉価格が前年同期比110.2％上昇 食品で価格低下は果物だけ

前年同期比のデータをみると、11月には食品・タバコ・アルコール類の価格が13.9％上昇し、CPIを約4.10ポイント（p）引き上げた。食品のうち、畜肉類は74.5％上昇してCPIを約3.27 p引き上げ、その中でも豚肉価格は110.2％上昇してCPIを約2.64 p引き上げた。野菜価格は3.9％上昇してCPIを約0.09 p引き上げ、果物価格は6.8％低下してCPIを約0.12 p引き下げた。

そのほかの7大分類の前年同期比価格は上昇が6分類、低下が1分類だった。具体的にみると、その他の用品・サービス類は4.5％上昇、医療保健類は2.0％上昇、教育文化・娯楽類は1.7％上昇、衣類は1.1％上昇、住居類は0.4％上昇、生活用品・サービス類は0.4％上昇し、交通・通信類は2.8％低下した。

畜肉類価格が前月比4.8％上昇

前月比のデータをみると、11月のCPIは0.4％上昇した。このうち都市部のCPIは0.3％上昇、農村部は0.5％上昇した。食品価格は1.8％上昇、非食品価格は前月並み、消費財価格は0.8％上昇、サービス価格は0.4％低下した。

具体的な前月比データをみると、11月は食品・タバコ・アルコール類価格が1.5％上昇して、CPIを約0.48p引き上げた。食品のうち、畜肉類が4.8％上昇してCPIを約0.34p引き上げ、その中でも豚肉価格は3.8％上昇してCPIを約0.18p引き上げた。野菜価格は1.4％上昇してCPIを約0.03p引き上げ、果物価格は3.0％低下してCPIを約0.05p引き下げた。水産品と卵の価格はどちらも0.5％低下し、合わせてCPIを約0.01p引き下げた。（編集KS）

「人民網日本語版」2019年12月11日