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中国人若者のペットブーム 市場規模は日本を超える見込み
  ·   2018-12-24  ·  ソース:
タグ: ペット;若者;経済
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 家族構成の変化や高齢化の進行にともない、「ワンちゃん」、「ネコちゃん」を中心としたペットたちが、人々の生活にどんどん入り込んでいる。周りを見渡すとペットのフンを始末する人、犬を散歩させる人がますます多くなり、これにともなってペット関連消費も爆発的な勢いをみせる。関連の統計データによると、2010年から16年までの間に、中国ペット産業の年間複合成長率は49.1%に達した。16年は犬・猫市場だけで規模が1720億元(1元は約16.2円)に達し、予測では20年のペット市場規模は2千億元を突破し、消費額は日本を超え、中国は米国に次ぐ世界2位のペット消費市場になる見込みだという。第一財経網が伝えた。

▽1990年代生まれの猫の世話の掟 食事は穀物ゼロ、オーダーメイドで猫草や猫用糖質での調整も必要 

王コーチと劉校長は上海で働く90後(1990年代生まれ)の夫婦で、比較的純血のペルシャ猫を飼っている。王さんは、「3年前に松松(猫の名前)を飼い始めたのは、主に妻のストレス解消のためだった」と話す。この夫婦のような若い猫好きは上海では珍しくなくなった。「2017年中国ペット産業白書」によれば、ペットを飼っている人のうち、80後(1980年代生まれ)と90後が79.5%を占めるという。

第一財経ビジネスデータセンター(CBNData)の「2018年生活消費トレンド報告」にあるデータから、90後と95後(1995年から1999年生まれ)はオンラインペット関連商品の消費で半分を占め、95後の消費の伸びが特に目立つという。

ペット経済の産業チェーン全体のうち、ペットフードは最も基本的かつ発展の可能性が最も大きな分野の一つであり、90後と95後の若いペット好きたちの影響を受けつつある。CBNDataの「2018年上海消費新貴族ビッグデータ報告」をみると、上海市の90後と95後の消費新貴族と呼ばれる人々のペット関連消費はペットフードが中心で、猫や犬の主食が消費額全体に占める割合は30%だった。

注目されるのは、90後や95後のペットの飼い方は両親世代の放任主義とは異なることで、そのペット愛はまずペットフードへのこだわりに現れる。CBNDataの「キャットフード消費トレンド考察」によれば、オーダーメイドタイプのキャットフード(ブリティッシュショートヘア専用キャットフードなど)や機能型キャットフード(毛玉ケア用キャットフード)が徐々に猫好きの間に広がり、2年続けて売上高の増加率が100%を超えた。

食事だけでなく、95後はおやつの重要性にも目を向ける。「トレンド考察」は、70後(1970年代生まれ)や80後と比べると、95後は猫のおやつでも栄養を重視しており、おやつの趣味的側面をより重視し、猫草、猫用プリン、猫用糖質など新しい商品が市場を広げていると指摘する。

▽オフラインに関心 食べ物と病気の世話だけでなくペットの社交も必要 

ペット産業チェーンでは、ペットフード以外では、医療サービスも発展の可能性が大きい分野の一つだ。CBNDataの「90後、95後のオンライン消費ビッグデータ考察」によると、90後と95後のペットへの情熱がますます顕在化し、オンライン購買力が年々高まると同時に、医療サービスを代表とするオフライン消費も活発な動きをみせる。17年第4四半期を同第1四半期と比較すると、オフラインペットショップでは95後の注文が占める割合が3%増加し、動物病院では95後からの売り上げが占める割合が2%増加した。

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