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B20サミットにみる中国企業の群像 革新の大波に
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· 2016-09-06 |
タグ: B20;中国企業;経済 | 印刷 |
新たな起点に立つ中国経済は、生産要素が駆動するモデルや投資が駆動するモデルから、革新が駆動するモデルへと移行しつつある。こうしてハイテク産業がますます発展を遂げている。
清華持株有限公司は科学技術成果の産業化推進、革新型企業のインキュベーション、投資、運営を主業務とする企業だ。関連企業が国内外で出願した特許は累計3万件を超え、技術誘導型企業に所属する開発者が社員全体の50%以上を占める。
同公司の徐井宏会長は、「国のイノベーション駆動戦略が弊社にとって良好な発展環境を創出した。今後5年で研究開発に500億元を投入し、100億元規模の科学技術成果転化基金を設立する計画だ。重要な科学技術成果の産業移転を推進していく」と話す。
浪潮集団は中国トップレベルのクラウドコンピューティングとビッグデータのサービス企業で、最先端のサーバー、大容量メモリ、クラウドオペレーションシステム、クラウドコンピューティングのコア設備技術を有する。
アリババ(阿里巴巴)集団の馬雲会長と百度集団の李彦宏会長は、B20杭州サミットで最も注目を集めた人物だ。両会長への注目からうかがえるのは、中国のインターネット経済の急速な発展だ。
中国は今、ネット経済の分野で勢いある革新のエネルギーを発散している。百度、アリババ、騰訊(テンセント)が世界ネット企業上位10社に入り、3社の頭文字を取ったBATは国内外の業界関係者で知らない人がいないホットワードとなった。
李会長は、「技術革新が百度の企業としての遺伝子だ。弊社はこれまで人工知能(AI)、ディープラーニング、ビッグデータなどの先端技術分野で長年にわたる投資と事業計画を進めてきた。これからもより多くの全く新しい技術革新分野で模索を続ける自信がある」と話す。
浙江盤石信息技術有限公司や北京五八信息技術有限公司など……サミット会場ではあちらこちらにネット企業の姿がみられた。
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