代理メーカーを通じて、2015年に九陽電気炊飯器は日本市場で1億元(約17億円)の売上げを達成した。九陽にとって電気炊飯器を日本で販売したことはある種の象徴的な出来事に過ぎない。さらに大きな意義をもつのは、中国国内市場でのシェアを急速に拡大した点だ。昨年の「ダブル11(11月11日のネット通販イベント)」期間中に、九陽は3億1千万元(約53億5千万円)の売上げを上げて、自己最高記録を打ち立てた。「鉄釜」は「超売れ行き」商品としてこの記録達成に貢献した。
「中国人が安さのみを求める時代はすでに終わった。現在、人々は質と価格のどちらも優れていることを重視する。商品の品質がしっかりしていて、買い手の好みに合えば、認められる」と黄董事長は「鉄釜」の成功の秘訣についてこうまとめた。
「インターネットプラス」の「プラス」の部分が最重要
黄董事長は「インターネットプラスという言葉が日々取り上げられ、人々はインターネットの発想について語っているが、私の考えではインターネットとはツールでありプラットフォームに過ぎない。プラスの部分こそ最も重要なのだ。ユーザーのポイントをついて製品を作ることこそ基本である」と語った。(編集TG)
「人民網日本語版」2016年3月2日