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足腰強く駆動力ある中国経済、「崩壊論」の余地なし
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王茹 · 2016-01-04 · 北京週報 |
タグ: 中国経済;崩壊論;経済 | 印刷 |
次に、経済を駆動する力について見てみると、「革新、協調、グリーン、開放、共有」の発展理念は今後の発展の指導方向であるだけでなく、実際の発展においても体現されている。
「革新」の面では、「大衆創業、万衆創新」(大衆による創業と万民による革新)が全国民の共通認識になった。経済発展駆動力の資源から資本、さらには革新への転換が中国で実現しつつある。特にインターネットに代表される新経済(ニューエコノミー)が勢いよく台頭し、インターネットの生産性向上、資源配置最適化、生産要素再構成、設立形態更新などにおける効果がはっきりと表れてきている。
「グリーン」の面では、資源環境による制約が依然として緊迫しているが、省エネ・二酸化炭素排出量削減、資源節約型で環境にやさしい社会構築が全面的に推進されるにしたがって、人と自然とが協調的でない関係が緩和されつつある。2014年に全国のGDP1万元当たりエネルギー消費量が4.8%下がったことは、高エネルギー消費、高汚染、高排出という粗放型成長モデルが過去のものになりつつあることを意味する。
「開放」の面では、「一帯一路」(「シルクロード経済ベルト」と「21世紀海のシルクロード」)理念の実施にしたがって、中国は「引進来」(海外からの導入)と同時に「走出去」(海外への進出)を重視するようになった。これは中国の海外経済版図の拡大をもたらし、その一方で、中国は国際経済貿易投資分野で日増しに重要な役割を発揮するようになり、他国にとっても巨大なメリットがもたらされた。
「共有」の面では、ここ数年、国が富むことと民が栄えることの関係をより上手く処理し、国民の収入配分格差問題をより上手く処理して、ジニ係数が6年連続で下がった。第13次五カ年計画期間に「小康社会」(ややゆとりのある社会)を実現し、既存貧困層7000万人が貧困から抜け出す手助けをするという壮大な目標を掲げたことは、人民のための発展という指導思想を十分に体現している。
王茹 ・国家行政学院経済学部副教授
「北京週報日本語版」2016年1月4日
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