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中国宇宙ステーション、稲の栽培状況は?
  ·   2022-08-31  ·  ソース:中国網
タグ: 宇宙ステーション;稲;文化
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中国の宇宙ステーションの実験モジュール「問天」に搭載されたシロイヌナズナの種や稲の種などの実験サンプルは、軌道上で「満1カ月」を迎えた。その宇宙の微小重力環境における実験の進展と効果が注目されている。

実験プロジェクトを担当する中国科学院のチームは29日、シロイヌナズナと稲の種がすでに中国宇宙ステーションで発芽したと発表した。シロイヌナズナの苗からは何枚も葉が生えており、茎の高い稲の苗は30センチほどまで成長し、茎の低い稲の苗も5、6センチに成長している。いずれも順調に育っている。 

中国科学院の鄭慧瓊研究員は、「地球生命は厳しい宇宙環境の条件下で保護なしでは生存できない。未来の宇宙作物は完全に密閉された人工環境で栽培する必要がある。栽培スペースとエネルギー供給がいずれも非常に不足している。ゆえに宇宙で栽培する農作物は高生産量、高品質、高生産効率、低エネルギー消費などの需要を満たさなければならない」と指摘した。 

鄭氏はさらに、「今回の研究により、中国人科学者が世界に先駆け宇宙微小重力条件下での稲の種から種への全ライフサイクルの培養実験を実現し、稲培養の重要環境パラメータを取得することを願っている。宇宙微小重力の稲の成長と発育への影響及び分子の基礎をさらに解析し、稲を使い宇宙で食糧を生産するため重要な理論指導を提供する」と述べた。 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年8月30日

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