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培養肉の普及、あと5−10年が必要
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· 2020-11-27 · ソース:人民網 |
タグ: 細胞培養肉;科学研究;文化 | 印刷 |
まずは「無血清」細胞培地の開発だ。「培養肉生産のコストの7割は培地の血清だ。培地のコストを大幅にカットして初めて、培養肉の真の産業化が可能になる」。丁氏によると、血清は動物から得られ、さまざまな栄養を提供し、細胞培養においてキーとなる作用を果たす。しかしそのコストはやや高く、例えば牛の血清の小売価格は500ミリリットルあたり数千元(1元は約15.88円)もする。そのため無血清培地の開発が必要となる。
周氏のチームはこの1年にわたり、成分が明確な各種血清代替品を開発しており、段階的に血清培地の代替を試みている。
周氏は、「また幹細胞の大規模・高密度培養も課題に直面している。これには、増殖で生み出した細胞がいかに筋肉を形成するかといった問題を解消しなければならず、専門的な生物反応装置、特定の型、3次元培養技術の開発に関わる。他にも、製品の安全評価及び管理規範などの問題も無視できない。細胞培養肉の実用化にはまだ多くの技術の進展が必要であるが、将来的には期待できる」と述べた。
周氏は、「細胞培養肉が食卓に上がるようになるには、コストを1グラム300元から3元、さらには0.3元に下げる必要がある。これにはおよそ5−10年必要だ」と判断している。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年11月27日
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