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チョモランマの標高測量、4つの画期的技術を活用
  ·   2020-05-28  ·  ソース:人民網
タグ: チョモランマ;技術;文化
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2020チョモランマ標高測量登山隊は27日にチョモランマ登頂を果たすとともに、複数種類の山頂測量作業の展開に成功した。今回の山頂測量活動において、多くの中国産設備・システムがカギとなる役割を果たした。環球時報が伝えた。

◆北斗が初めてチョモランマ標高測量に登場

今回のチョモランマ標高測量は多くの従来及び最新の測量技術を総合的に活用した。うち全地球測位衛星システム(GNSS)衛星測量が重要な一環で、中国の北斗衛星測位システムのデータが中心となった。同時に登山隊は登山中に「中星6A」通信衛星の通信サポートを受け、衛星を通じ実況画面を伝送した。「風雲4号」などの気象衛星が気象観測サポートを提供した。

◆「地質調査の空軍」がチョモランマの「身長」を測定

2020年のチョモランマ標高測量任務には、地上・空中測量の2つが含まれる。航空重力及びリモートセンシング測量が含まれる空中測量は「地質調査の空軍」と呼ばれる「航空地質1号」が実施した。スピーディで効率的に、チョモランマ標高の高精度のカギとなるデータを取得できる。うち航空重力測量データはより高精度のジオイド(海水面からの標高測量の基準面)測量結果を導き出す。航空リモートセンシングデータは広範囲で高精度の3D地形測量結果を取得できる。

◆中国産積雪深レーダー、カギとなる測量を完了

山頂の積雪深測量は今回のチョモランマ標高測量のカギとなる一歩だ。気温が極端に低いことから、チョモランマの山頂には深い雪と氷の層がある。専門家によると、山頂には1年の四季を通じて変化が生じるが、測量は短時間内に完了しなければならない。だが岩石面には些細な変化しかないため、地物とされるのは岩石のみだ。岩石面の高さの測定をすれば精度がさらに上がり、説得力が増す。

岩石面のチョモランマ標高測量結果を得るためには、山頂で積雪深測量を行う必要がある。関連技術の発展も、中国産装置の技術進歩の縮図だ。自然資源部第一測量隊副チーフエンジニアの劉駅科氏によると、中国の女性登山隊員の潘多氏は1975年、雪に棒を突き刺し深さ92センチと測定した。中国は2005年に始めてチョモランマ山頂の岩石面の高さ、積雪深を測量したが、当時使用した積雪深レーダーは輸入品だった。今回のチョモランマ標高測量で中国が使用したのは、衛星大地測量及びレーダーシステムの機能を兼ね備える国産積雪深レーダーで、精度がさらに上がる見通しだ。

◆5Gで山頂の作業をライブ配信

2020チョモランマ標高測量登山隊は27日午前11時に登頂に成功した。複数の政府系メディアが登山隊の登頂測量の高画質動画を伝送し、中国の5Gネットワークを通じ全世界とリアルタイムでこの朗報を共有した。またかつてない角度と手段により、登頂と標高測量の過程を示した。登山隊員はチョモランマ山頂で中国国内通信事業者の5Gネットワークにより電話をかけ、チョモランマ・ベースキャンプの登山隊総指揮の王勇峰氏とリアルタイムでつながり、「山頂は5Gの電波が非常に強い」と伝えた。(編集YF)

「人民網日本語版」2020年5月28日

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