世界インターネット先進技術成果15件が20日、第6回世界インターネット大会で発表された。これらの成果は人類の生活、科学技術の進歩、経済発展、社会の変革に力強い原動力を提供し、より想像力に富むデジタルの未来を描き出してもいる。新華社が伝えた。

マイクロソフトの統一自然言語プレ訓練モデル・機械による読解技術の進展により、人と機械はより自然な形でコミュニケーションできるようになった。

「微信小程序」（WeChatミニプログラム）の「粤省事」では、高頻度行政サービス及び複数種類の個人電子証明書の手続きを行える。多くの行政サービスはすでに家にいながらして手続きができるようになった。騰訊（テンセント）の湯道生・上級執行副社長は「当社は科学技術を利用し人類に貢献するべきという方針を貫いており、そのため科学技術によって社会に価値をもたらすように取り組んでいる」と述べた。

阿里巴巴（アリババ）の李飛飛副社長は、「阿里雲（Aliyun）のクラウド原生データバンク『POLARDB』は、各機関のデータの孤島をつなぎ、データをクラウドで流通させ、便利かつ安全だ。この国民生活に利益をもたらす技術はすでに、行政、金融、保険、新小売など複数の分野で広く応用されている」と話した。

ネットの潜在的な脅威を真っ先に察知し、サイバー攻撃に効果的に対応する「早期警戒機」。セキュリティソフト大手の360が発表した0day脆弱性レーダーシステムは、数億人の個人ユーザーや数多くの行政機関、企業にサービスを提供する。

中国工程院院士で専門家の鄔賀銓氏は「第6回世界インターネット大会で発表されたこれらの先進的な科学技術の成果は、技術の進展だけでなく、異なる角度から人類の美しい生活への飽くなき追求及び革新により暮らしを変えるたゆまぬ努力を反映している」と述べた。（編集YF）

「人民網日本語版」2019年10月22日