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国際左利きの日 右利きより頭が良いか格闘技に長けるか
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· 2019-08-14 · ソース:人民網 |
タグ: 左利き;運動;文化 | 印刷 |
世界の左利きの人は約6−13%で、アリストテレスやダ・ヴィンチなどの有名人が左利きだ。米国の左利きの人は1975年8月13日に「Left-handers International」という団体を作り、1年後に記念活動を催し、8月13日を「国際左利きの日」に制定した。人民網が伝えた。
左利きは通常、頭が良く創造力に富むと思われがちだが、これは本当なのだろうか。
人類の脳は左脳と右脳によって構成され、司る機能が左右で異なる。左脳は右半身の活動を司り、言語処理、抽象的な思考、論理的思考、数字の計算及び分析などの機能を持つ一方で、右脳は左半身の活動を司り、主にリズム、想像、全体的なイメージ、空間の概念、音楽などを担当する。脳の機能は側性化の特徴を持つ。これは子供の知力や個性の発育に影響を及ぼす。利き手の違う子供の脳では優勢となる脳の半球が異なり、左利きの子供は右脳が発達し、空間的思考に強い。右利きの子供は左脳が発達し、言語的思考に強い。
注意すべきなのは、これは左利きと右利きの脳が完全に逆だというわけではないことだ。右利きの人の言語中枢は左脳に位置するが、左利きの大半の人も左脳にあり、右脳にあるのはごく一部の人のみだ。そのため大多数の左利きの人は右利きと類似する言語加工プロセスを持ち、右脳の機能(注意力、感情、音楽、顔面知覚)に関するデータが少なめになる。それと比べると、左利きの人の知覚、空間感覚、全局面を把握する能力が高めになる。
実は、左利きの運動面のメリットは、原始社会から存在していた。左利きは意外な角度から攻撃でき、相手側に防御されにくいため、格闘技で勝利を収めやすい。これは少数派の左利きが進化の中で淘汰されなかった理由の一つだ。また左利きは野球、ボクシング、テニスなどの技能を競う運動にも長けている。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年8月13日
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