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嫦娥5号は年内発射、火星探査機は来年発射 中国
  ·   2019-03-05  ·  ソース:
タグ: 月探査;科学;文化
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中国人民政治協商会議第13期全国委員会第2回会議が3日午後、人民大会堂で初の取材活動「委員通路」を開催した。全国政協委員、中国月探査プロジェクトチーフデザイナーの呉偉仁氏はメディアの取材に対して、「中国は年末に嫦娥5号を打ち上げ、月での試料採取と帰還を実現する。来年、火星探査機を打ち上げ、火星周回・着陸・探査を実現する」と述べた。

呉氏にとって、嫦娥4号と玉兎2号は重要な意義を持つ名称だ。今年1月3日に嫦娥4号探査機が月に舞い降り、人類の宇宙船による初の月裏側軟着陸を実現した。これは嫦娥4号の月着陸任務の決定的な一歩であり、着陸機と月面ローバーによる月面探査の幸先の良いスタートを切った。その後、嫦娥4号着陸機から月面ローバーの玉兎2号が順調に切り離された。玉兎2号は月の裏側に、人類の月面ローバーによる初の足跡を留め、2月11日に月の夜のスリープモードに入った。

玉兎2号のコンディションは現在どうなっているのだろうか。この人々が関心を寄せる話題について、呉氏は、「月の自転と公転の周期的な問題により、月では夜が14日続く。これにより気温が氷点下190度以下になるが、いかなる電子部品でもこのような気温には耐えられない。スリープ状態にすることで、安全に月の夜を過ごすことができる。玉兎2号は再び目覚め作業状態に入っている。現在のコンディションは良好で、すでに月の3週目に入っている」と説明した。

呉氏によると、着陸エリアの地形の探査がすでに完了している。玉兎2号は着陸エリアから北西方向に前進している。中国は過去数カ月で月に関する多くの科学データを獲得している。これらの科学データは中国と全世界に向けた開放の準備を進めている。

世界の宇宙事業は100年以上にわたり発展しており、中国の宇宙事業にも60年の歴史がある。呉氏は「中国は60年にわたり多くの成績を収めたが、世界の宇宙強国と比べるとまだ大きな開きがある。追いかけるペースを上げなければならない」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年3月5日

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