科学技術部引智司の科学普及事業の責任者である邱成利氏によると、科学普及施設が急増し、見学者数が増加を続けている。2017年の全国の科学普及施設は前年比46カ所増の1439カ所で、全国で平均96万6000人が1カ所の科学普及施設を持つ計算になった。科学技術館の見学者数は前年比11.61％増の延べ6301万7500人、科学技術類博物館は28.85％増の延べ1億4200万人。

一方、専任スタッフが大きな力を発揮し、解説員が占める割合が高まった。2017年の全国科学普及専任スタッフは22万7000人で、うち専任解説員は全体の13.74％を占める3万1200人だった。専任科学普及創作者は全体の6.57％を占める1万4900人で、全国科学普及兼職者は156万7500人。

注意すべきは、科学技術活動ウィークを始めとする一般向けの科学普及活動が、社会で広い影響を生んでいることだ。2017年の各種科学普及活動参加者は、前年比6.30％増の延べ7億7100万人。全国科学研究機関・大学が一般向けに開催した科学普及活動は8461回で、見学者数は延べ878万6500人にのぼった。

2017年には2065の科学普及類微博（ウェイボ）が各種文章を66万4500本投稿し、閲覧量が述べ44億900万回に達した。5488の科学普及類微信（WeChat）公式アカウントが各種文章を87万4900本投稿し、閲覧量が述べ6億9400万回に達した。また全国で出版された科学普及図書は1万4100種で、通年で科学技術系新聞が累計4億9100万部発行された。テレビが放送した科学普及（科学技術）番組は累計8万9700時間、ラジオが放送した科学普及（科学技術）番組は累計7万3700時間。2570の科学普及サイトが136万7100本の各種記事を掲載し、4万9700本の科学普及動画をアップロードした。（編集YF）

「人民網日本語版」2018年12月19日