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ハイクオリティの中国ネットドラマの海外進出が加速
  ·   2018-02-26  ·  ソース:
タグ: ネットドラマ;海外進出;文化
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昨年9月、中国国家新聞出版広播電影電視(ラジオ・映画・テレビ)総局など、5つの当局・委員会が共同で発表した「ドラマの繁栄・発展をサポートすることに関する政策の通知」では、優秀な中国ドラマの海外進出をサポートすることに関する指導的意見が明確化されている。同政策実施以降、中国のネットドラマの海外進出のペースが明らかに加速した。2017年11月以降、「白夜追凶(Day and Night)」や「無証之罪(Burning Ice)」など、ネットドラマ4作の著作権が、海外に販売された。2月初め、中国の動画配信サイト・優酷が配信するギャング系ネットドラマ「反黒(OCTB)」が、米映像ストリーミング配信事業会社・Netflixを通して、190ヶ国・地域に配信された。これは、中国のネットドラマの北米における配信が大きな一歩を踏み出したことを示している。光明網が報じた。(作者:龔禹霖。中国ネット視聴番組サービス協会番組部副部長)

ネットドラマの海外進出はスタートしたばかりであるのに対して、中国ドラマの海外進出は決して新鮮なニュースではない。例えば、歴史ドラマ「宮廷の諍い女(原題:後宮・甄嬛伝)」、恋愛ドラマ「マイ・サンシャイン(原題:何以笙簫黙)」、スパイが登場するドラマ「偽装者(The Disguiser)」など、中国のドラマ数十作が近年、約100ヶ国・地域で放送されている。ネットドラマの海外進出にも前例がある。メディアの報道によると、動画配信サイト・愛奇芸が配信するネットドラマ「美人為餡」、「老九門」、「最好的我們」は16年に、海外配信をめぐる著作権交渉が成立した。うち、「老九門」はマレーシアのテレビ局・Astroが著作権を手に入れ、放送された。

最近海外進出したネットドラマを見ると、いくつかの共通点があることが分かる。まず、テーマが似ている点だ。「白夜追凶」、「反黒」、「無証之罪」はどれもギャングもので、ミステリー要素が盛り込まれている。それらのドラマの製作チームは、企画の時点で米国ドラマのストーリー展開や映像スタイルなどの製作スタイルを参考にした。

次に、ストーリーの展開が早い点だ。中国ドラマのほとんどは50-60話あり、中にはもっと長い作品もある。それに対して、ネットドラマは短く、「白夜追凶」、「反黒」はそれぞれ32話と30話、「無証之罪」に限ってはわずか12話だ。1つの事件を「白夜追凶」は平均4話で、「反黒」は平均2話で扱っている。上記のネットドラマは基本的に一定の背景をもとにストーリーが展開され、複雑な人物関係も、中国ならではの要素が原因となるカルチャーショックもない。そのため、そのようなテーマのネットドラマは世界中の人に受け入れられるというメリットがある。

最後に、制作のクオリティが高い点だ。上記3作は、イケメン俳優や高額の出演料が必要な大物俳優などは出演しておらず、合理的な製作スタイルを採用することで十分な製作費用を確保している。これが、クオリティの高いネットドラマを製作するための条件を整えている。例えば、「無証之罪」は、エグゼクティブ・プロデューサーとして映画人の韓三平氏や映画製作チームを招へいし、大スクリーンの構図基準を採用して撮影を行った。

Netflixで、中国のネットドラマ数作が配信されるようになったことは、中国のネット視聴業界で大きな話題となっている。それは、米国メディアが中国のネット上の作品、特にネットドラマを高く評価しているということで、中国文化の国際的地位が向上し続けていることの表れでもある。(編集KN)

「人民網日本語版」2018年2月26日

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