第12期全国人民代表大会第3回会議は8日午前、メディアセンターで記者会見を行い、中国外交部(外務省)の王毅部長(外相)が中国の外交政策と対外関係について、国内外の記者からの質問に答えた。人民網が伝えた。
(記者)中国が南中国海の島や礁で海の埋め立てを行っているとの報道がある。これは中国の南中国海政策、さらには周辺外交政策の変化を意味するものか。
(王毅外交部長)中国は自国の島や礁で必要な建設活動を行っているのであり、誰かを標的にしたものでも、誰かに影響を与えるものでもない。われわれは一部の国のように他人の家の中で違法建築をすることはないし、自分の庭で工事を行っている際に勝手な批判を受け入れることもない。合法的で合理的でさえあれば、われわれにはそうする権利がある。
同時に、中国は引き続き南中国海の航行の自由をしっかりと守り、直接の対話や協議を通じた争いの平和的解決に尽力し、地域の平和・安定維持のために建設的な役割を発揮する。中国の周辺外交政策は「親、誠、恵、容」の理念を遂行し、近隣国と親しくし、近隣国との関係を安定させ、近隣国の経済成長を促進することを旨としており、この政策は変わっていないし、変わることもない。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年3月9日 |