中国の全国人民代表大会代表・上海先物取引所理事長の楊邁軍氏は先ほど記者の取材に応じた際に、上海自由貿易区に設立された上海国際エネルギー取引センターが、年内原油先物取引を開始する可能性があると表明した。現在は同センターの取引規則、会員管理細則、海外特殊参与者管理細則など、関連業務規則の条項を起草・制定中で、時期を見計らい一般意見募集を実施することになるという。
楊氏は2015年両会(全国人民代表大会、全国政治協商会議)に提出した建言書の中で、上海自由貿易区の建設を契機とし、同センターは船舶用燃料、天然ガス、ガソリン、ディーゼルオイル、ジェット燃料などのエネルギー類大口商品の先物取引を秩序正しく推進すべきと表明した。楊氏はまた、原油先物取引の試行を踏まえ、その対外開放政策をその他の品種にも適用させるよう提案した。
「中国証券報」より2015年3月9日 |