■「責任リスト」
【文脈】市場参入のネガティブリストを制定し、省級政府の権限リストと責任リストを公表する。
【解説】(韓徳雲・全人代代表)3件のリストを公表することで、政府機関の簡素化と権限の地方等への委譲を推進し、権力をより公正で透明な、監督を受け入れるものにすることができる。政府機関の簡素化と権限の地方等への委譲は「委譲」であると同時に、「育成」も必要だ。新興市場参加者、業種主体、社会主体をしっかりと育成して、権力の順調な委譲を実現することが、差し迫って必要となっている。
■「社会信用コード」
【文脈】全国統一の社会信用コード制度と信用情報共有交換プラットフォームを構築する。
【解説】(蔡金垵・全人代代表)全国統一の信用コード制度の構築は、国民と機関が自らの信用コードを持つことを意味し、財産情報もその他の信用情報も有効に統合され、信義誠実に背く過去の記録を隠すことは難しくなる。
■「深港通」
【文脈】「深港通」(深セン・香港の株式市場相互乗り入れ)の試行を適時に始動する。
【解説】(崔堅・全人代代表)株式市場と資本市場の強化、拡大は「4つの全面」の推進にとって重要な意義を持つ。現在「滬港通」はすでに実現し、「深港通」(深セン証券取引所と香港証券取引所の株式取引の相互乗り入れ)が実現しようとしている。将来はさらに多くの資本市場が大陸部外や外国と相互乗り入れるようになると信じている。
■「スマートシティ」
【文脈】「智恵都市」(スマートシティ)を発展させ、歴史と地域文化の保全、伝承を行う。
【解説】(冉冉・全人代代表)スマートシティの発展は、生活をより便利にするためだ。歴史と地域文化を保護し、継承するのは生活をより豊かで深みのあるものにするためだ。両者を共に現代の科学技術手段を通じて実現する必要がある。スマートシティの発展はペースを把握すべきであり、盲目的にプロジェクトを立ち上げ、インフラ整備をやるのではなく、堅実に前進して、都市文化に十分な地位と空間を残すべきだ。