習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)は13日、中国共産党第18期中央紀律検査委員会第5回全体会議で重要談話を発表した。
習総書記は「われわれは周永康、徐才厚、令計画、蘇栄らの重大な規律違反、法律違反事件を断固として取り調べ、処分したことで、中国共産党が敢然と問題に向き合い、過ちを正すこと、勇敢に厳格な党内統制を行い、党規を守ること、自己浄化と自己革新に長けていることを世の人々に証明した」と指摘。
「2014年に党風廉政建設(清廉な政治を行う党風樹立)と反腐敗党争は顕著な成果を収めた。われわれは党と国家の生死存亡に関わるとの観点から、強い歴史的責任感、深い使命憂患感、頑強な意志をもって党風廉政建設と反腐敗闘争を推し進め、聖域なき、全カバー、ゼロ容認の姿勢を堅持し、腐敗行為をした者を厳しく取り調べて処分し、腐敗行為をする勇気をなくし、腐敗行為ができず、腐敗行為をしたくない政治的雰囲気づくりに力を入れた。中央紀律検査委員会は党中央の決定と方針を貫徹し、中心任務に焦点を合わせ、機能と役割を発揮し、創造的に活動を展開し、各活動で新たな成果を挙げた」と指摘した。
習総書記はまた「この2年間に取り調べて処分した事件と(中央紀律検査委員会巡視チームによる)巡視で見つかった問題を見ると、反腐敗闘争は依然として厳しく複雑な情勢にある。これは主に腐敗行為をする勇気をなくし、腐敗行為ができず、腐敗行為をしたくない政治的雰囲気の実現においてまだ圧倒的な勝利を収めておらず、腐敗行為は減ったものの根絶されておらず、反腐敗体制・メカニズムは構築したもののまだ十分に完全なものではなく、思想教育は強化したものの思想的防御線はまだ堅固でなく、従来からの腐敗を減らし、新たな腐敗を抑止し、政治環境を再構築する取り組みは極めて困難であることだ。したがって、党風廉政建設と反腐敗闘争はいつまでも途上にある」と強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年1月14日 |