外交部(外務省)の華春瑩報道官は3日の定例記者会見で「トランスペアレンシー・インターナショナル」が発表した2014年の世界「腐敗認識指数」方向について、「中国の点数とランキングは、中国の腐敗対策が世界の注目する成果を上げている現実の状況と全く食い違っている。中国の腐敗対策の取り組みが挙げている明らかな成果は、自国民から公正な評価を得ており、トランスペアレンシー・インターナショナルの『腐敗認識指数』は基準にならない」と述べた。
――ベルリンに本部を置くトランスペアレンシー・インターナショナルが発表した2014年の世界「腐敗認識指数」報告は、中国政府の最近の腐敗対策行動は注目されるとしたものの、中国の「腐敗認識指数」ランキングは下がった。この件についてコメントは。
2014年の中国の「腐敗認識指数」の点数とランキングは、中国の腐敗対策が世界の注目する成果を上げている現実の状況と全く食い違っている。中国の腐敗対策の取り組みが上げている明らかな成果は、自国民から公正な評価を得ており、トランスペアレンシー・インターナショナルの『腐敗認識指数』は基準にならない。トランスペアレンシー・インターナショナルは国際的に一定の影響力を持つ組織として、「腐敗認識指数」の客観性と公正性を真剣に検証すべきだ。
腐敗犯罪は社会全体の公平・正義と発展の成果をむしばんでいる人類社会のがんであり、取り除かなければならない。現在、腐敗犯罪は国を越える特徴が一層顕著になっている。各国は全面的な国際協力、特に司法協力、引渡方面の協力を強化して初めて、腐敗行為をした者の逃げ場をなくし、不正収益を本来の持ち主に返すことができる。われわれは国際社会に対して、中国側と共に努力して、司法・法執行協力を強化し、国を越える腐敗犯罪を連携して取り締るよう呼びかける。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年12月4日 |