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北京週報>>政治  
中独が包括的・戦略的パートナーシップを構築

 

習近平国家主席は28日、ドイツのメルケル首相とベルリンで会談した。双方は中独関係および関心を共有する重大な国際・地域問題について踏み込んで意見交換し、重要な共通認識にいたった。また、両国関係を包括的・戦略的パートナーシップに格上げすることを決定し、中独関係の発展の方向性を一段と明確にした。

習主席は次の5点を提案した。

(1)政治面で信頼できる友人となり、ハイレベルの経常的交流を継続し、重大な問題についての意思疎通、戦略面の相互信頼を強化する。戦略対話など60余りの協力枠組みを活用し、政府、政党、議会、シンクタンクの交流を強化し、外交、安全保障、法執行、対テロ面の協力を深化する。平等と相互尊重の原則に基づき、人権などの分野で対話を行う。

(2)経済協力では質の飛躍を実現する。両国が深い戦略協力を行う時機と条件はすでに熟している。相互投資と貿易を拡大し、戦略的大事業を多く行い、共同開発、共同生産を行い、製造業対話を推進し、インテリジェント製造、モノのインターネット、次世代情報技術分野の協力を開拓し、航空宇宙、海洋、極地分野の協力を推進する。中国は中独農業センターの建設を支持する。双方はハイレベル財政金融対話を定期的に開催できる。中国はフランクフルトに人民元決済制度を構築することを歓迎する。また、シルクロード経済ベルトにドイツ側が積極的に参加し、中国と欧州のインフラのコネクティビティおよび生産要素の融合を促進することを歓迎する。

(3)人的・文化交流を強化し、引き続き相手国で大型文化行事を開催し、中独ハイレベル人的・文化交流制度を構築する。教育、観光、地方協力を強化し、青年交流を始めとする民間交流を緊密化し、両国間の人的往来に一層の便宜を図る。

(4)国際問題で効果的な意思疎通を保ち、焦点となる地域問題の外交的解決を共同で促す。国連、G20など多国間の場で調整や協力を強化し、グローバルな試練に共同で対処し、国際体制改革とグローバル・ガバナンスの改善を推し進める。

(5)中国とEUの包括的・戦略的パートナーシップの深化に共同で尽力し、自由貿易体制を維持・促進し、中国・EU投資協定交渉の早期の成果を促し、中国・EU自由貿易圏建設の共同フィージリビリティスタディを早急に始動し、中国・EU間の貿易・投資紛争を対話と協議によって解決する。

メルケル首相は「ドイツは中国のような人口大国が直面する様々な試練を理解し、中国の安定・発展維持を支持している。中国がドイツの基準をそのまま採用するわけにはいかないことを認識している。ドイツは両国の協力強化を強く望んでおり、中国側の提案に完全に賛同する。経済、貿易、投資、金融、エネルギー、環境保護分野で中国側との協力を拡大し、来年は『イノベーション協力年』行事を共同開催したい。ユーロへの中国側の支持に感謝する。EU・中国投資協定とEU・中国自由貿易協定(FTA)交渉を積極的に推進し、EU・中国間の貿易紛争を適切に解決したい」と表明した。

会談後、両氏は「中独包括的・戦略的パートナーシップの構築に関する共同声明」を発表。自動車、交通、情報化、税務、金融、科学技術、省エネ、環境保護、医薬、教育、農業など様々な分野の二国間協力文書の調印に立ち会った。また、共同記者会見に臨んだ。(編集NA)

「人民網日本語版」2014年3月29日

 

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