中国の改革は万民の注目する新たな歴史的起点に立った。改革の全面的深化について方針を打ち出す中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議(三中全会)は、新たな改革の青写真をどのように描いたのだろうか?三中全会の閉幕した12日夜、張立群・国務院発展研究センターマクロ経済部研究員、許耀桐・国家行政学院教授が人民網「強国論壇」で三中全会コミュニケについて語った。
■改革全面深化指導グループを設置 トップレベルデザインから実行の促進まで
コミュニケ:「中央に改革のグランドデザイン、統合的調整、全体的推進、実行促進を担う改革全面深化指導グループを設置する」
許氏:改革全面深化指導グループは、第18期三中全会が改革を急ぐために設置する改革調整機関であり、改革のグランドデザイン、統合的調整、全体的推進、実行促進を担う。
従来われわれは「石を探りながら河を渡る」を重視してきたが、現在の改革には「石を探りながら河を渡る」と同時にトップレベルデザインも必要だ。トップレベルデザインとは統合的に計画し、全体的な考慮をし、各方面の調整を強化することだ。改革は深く困難な領域に入り、問題は複雑に入り組んでいる。複雑な問題を解決するには、調整して推し進める必要がある。現在はまさに、中央に改革全面深化指導グループを設置すべき時だ。
三中全会は全体的方針だけでなく、一連の改革課題も打ち出した。しかも実行面の取り組みを重視した。改革全面深化指導グループの設置は、組織面での支えとなる。
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