李総理は中国・ASEAN協力の一層の強化について次の5点を提案した。
(1)中国・ASEAN自由貿易圏のアップグレード版の構築。双方はさらに関税を引き下げ、非関税障壁を減らし、新たなサービス貿易交渉を積極的に行い、投資分野の実質的開放を推し進め、2020年までに相互貿易額を1兆ドルに引き上げ、今後8年間で相互投資を新たに1500億ドル増やすことを目指すべきだ。
(2)道路、鉄道、水運、航空、通信、エネルギー分野のネットワーク連結協力の加速。新たな融資特別事業を始動し、中国・ASEAN投資協力基金の役割をしっかりと発揮するとともに、アジアネットワーク連結融資プラットフォームの構築を積極的に検討し、インフラの円滑化を促進する。
(3)金融協力の強化。引き続きASEAN加盟国と共に努力して、多層的な地域金融セーフティーネットを強化し、金融リスク警戒・救済メカニズムを整備したい。双方が協力して助け合えば、必ずや地域経済・金融の安定を維持できる。
(4)人的・文化交流の強化。2014年を「中国・ASEAN友好交流年」とすることを提案する。
ミャンマーのテイン・セイン大統領、カンボジアのフン・セン首相、ラオスのトンシン首相、タイのインラック首相、ベトナムのグエン・タン・ズン首相、シンガポールのテオ・チーヒン副首相、ASEANのレー・ルオン・ミン事務総長が開幕式に出席し、式辞を述べた。中国、ASEAN、ASEAN事務局およびその他の国や地域のビジネス界と政府機関の代表計1100人がサミットに出席した。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年9月4日
|